【F1™︎ 2026】第11戦ハンガリーまでフリー走行は無料配信!フリー走行でこそ知りたいF1の深い魅力
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フリー走行はマシンの実力をチェックする重要な時間
フリー走行と呼ばれるセッションには「PRACTICE」=「練習」という名前がついていますが、実際にはドライバーもチームもコースに慣れるための練習をしているわけではありません。F1チームは精巧なシミュレーターをチームの本拠地に備えており、レギュラードライバーに加えてテストドライバーが日々、バーチャル上でF1を走らせています。ドライバーは走り出す前からコースが頭に入っていますし、チームも過去のデータや現在のマシンの情報をインストールしてシミュレーションを行なっています。
ですから、現在のフリー走行ではシミュレーターで培ったデータを基にセットアップした状態で、実際にマシンを走らせ、データを収集して、その答え合わせをする時間として使っています。実際の走行データはリアルタイムでファクトリーに送られ、バックヤードのデータエンジニアたちがそのデータを解析していくのです。実はこの時間がレースにおいてはとても重要で、トラブルで走れないと充分な走行データが取得できず、レースに向けたエビデンスがないままになってしまいます。フリー走行ではクラッシュせず、トラブルを起こさず、予定していた走行メニューを完遂することが何より大事です。
特に2026年はマシン規定が大きく変わり、PIRELLIが供給するタイヤも新しいものに変わりました。そのため、タイヤと路面、摩耗に関するデータをフリー走行の時間にちゃんと走って取得することが非常に重要なのです。また、フリー走行で行うメニューはチームによって異なるため、フリー走行のタイム順がそのままの勢力図と合致するわけではありません。どのタイヤを履いて出したタイムなのか、何周走った時に出したタイムなのかをラップタイム画面で見ると、色んな想像やレースの戦況予想ができるでしょう。
フリー走行独特の装置やテストドライバーも登場
フリー走行では決勝レースでは見られない光景を目にすることがあります。マシンの両サイドに、まるで魚を焼く網のようなものを付けてフリー走行を走ることがあります。これは「エアロレーキ(Aero Rake)」と呼ばれるもので、空気の流れを測定する装置です。今年は第3戦日本グランプリ(鈴鹿)でアストンマーティンが装着して走行しました。レースウィークにこういった装置が登場することは滅多にありませんが、これを装着する=空力面で苦戦をしている状態、空力面を抜本的に見直した状態、と考えられます。無数についたセンサーからデータを取得し、実走行でそのエビデンスを取っているのです。
また、もう一つ、マシンのカラーリングが急に黄色や緑色の蛍光色のような色に変わっていることがあります。これは「フロービズ(Flow Visualization)」と呼ばれる実験を行なっている時です。蛍光色の塗料をつけて走行し、飛び散った塗料の付着具合で、空気の流れを可視化するものです。こちらもコンピューター解析が発達する中ではアナログな手法ですが、新しい空力パーツを導入した時などに用いられます。そして、金曜日のフリー走行1回目(FP1/PRACTICE 1)にはレギュラードライバー以外のドライバーが出走することが時々あります。これはシーズン中に2回(1チーム2台で合計4回)、「ルーキードライバー」(F1出走2戦以下のドライバー)をFP1に出走させる義務があるためです。フリー走行が3回あるスプリントレースなしのグランプリでルーキードライバーが出走するパターンが多く、主に常設サーキットでのグランプリでFP1にいつもと違うドライバーが登場します。
第8戦オーストリアでは、ディノ・ベガノビッチ(フェラーリ)、ポール・アロン(アウディ)、ルーク・ブラウニング(ウィリアムズ)、ジャック・クロフォード(アストンマーティン)、岩佐歩夢(レーシングブルズ)、平川亮(ハース)の6人ものドライバーが一気にFP1に出走しました。
ルーキードライバーはFIA(国際自動車連盟)が発行するF1に乗るためのライセンス「スーパーライセンス」の保持者で、多くのドライバーたちはリザーブドライバーとして登録されています。レギュラーにはなれていないルーキードライバーたちに実戦で走行するチャンスを与えるのが第一の目的ですが、中にはドライバーが何戦かFP1で走るのを条件にチームとリザーブドライバー契約を結んでいるケースもあります。レギュラードライバーはこの場合、一時的にシートを譲る形になりますが、ルールで定められていることなので、そこは割り切って受け入れています。ファンにとってみればいつもと違うドライバーが走るという楽しみが生まれますね。

フリー走行こそF1の知識をあれこれ知ることができる
スプリントレースなしのフォーマットであれば合計3回、3時間が設定されているフリー走行。土曜日のFP3では予選に向けたアタックシミュレーションを行うことが多く、予選に向けてマシンを良い状態に仕上げられているかどうかが分かります。その中でいつもよりも上位に名前があるドライバーは予選や決勝で活躍が期待できるといえるでしょう。フリー走行で調子が良くないのに予選から突然上位に食い込んでくることは稀で、調子の良さはフリー走行のどこかのタイミングで判明します。
そういったタイムの推移とランダムに映されるマシンの走り、ピットボックス内部の映像を楽しみながら、実況・解説の方々の話に耳を傾けるのも良いでしょう。予選や決勝レース中は順位を争うセッションになるため、コースの走行映像が主体となり、ゆったりと雑談をしている時間はあまりありません。しかし、フリー走行はタイムを追いかけて決死のアタックを行う時間ではありませんから、トーク内容はこれまでの戦績やチームの最新情報について触れられることが多いのです。
特にF1初心者の方でより深くF1を知りたいという方には、フリー走行はもってこいの時間です。金曜日が仕事でフリー走行をリアルタイムで見られない場合は、オンデマンド再生でラジオ的にトークを聴きながら帰宅時間を過ごすのも良いでしょう。フリー走行中は下位チームを含めて多くのチームにフォーカスが当たることが多いですし、ピットボックス内の映像もたくさん出てきます。エンジニアやテクニカルディレクターなどチーム躍進のキーパーソンが映されることがあり、その表情や緊張感からもチームの状況を垣間見ることができるのです。あなたの推しドライバー、推しチームが映るのを楽しみにフリー走行を視聴しながら、予選、決勝に向けて気持ちを高めていってみてはいかがでしょうか?
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| タイトル | 『2026 Formula 1®』 |
| 無料配信スケジュール | 【第10戦ベルギー】 7月17日(金)フリー走行1:20:20~ / 7月17日(金)フリー走行2:23:50~ / 7月18日(土)フリー走行3:19:20~ 【第11戦ハンガリー】 |
| 関連リンク | 予選決勝も含めた全スケジュールはこちら 「FOD F1™︎プラン登録ページ」はこちら |
※予告なくスケジュールが変更になる場合がありますので予めご了承ください。
©Getty Images