【F1™︎ 2026】テスト走行とは?見るべきポイント&配信スケジュールまとめ

「F1世界選手権」2026年シーズンの開幕戦・オーストラリアGPまであと1ヶ月。いよいよ今シーズンを闘う全11チームのマシンがお披露目され、1月末にはスペイン・バルセロナで1回目の「テスト走行」が非公開で行われました。

その後、一行は中東バーレーンへ場所を移し2月中旬から下旬にかけて行われる計2回のテスト走行(2月11日~13日、2月18日~21日)に臨みます。FODプレミアムではこちらの模様を生配信でお届け!本記事では、観戦前に押さえておきたいポイントや、今シーズンからの変更点などをご紹介します。

そもそもテスト走行って何をする時間?

モータースポーツにおいて「テスト走行」とはドライバーの実力を見極める時間ではなく、主に「マシンの実力値を見極める」試験走行の時間を指す言葉です。この時間が実はシーズンの行方を占う上でとても大事な時間なのです。これまでの傾向として、テスト走行が順調でなかったチームがシーズン中に劇的に浮上する例は少ないのが実情。この時期のテスト内容は、本戦の結果を左右する大きな指標になると言えるでしょう。

F1では各チームがそれぞれ独自の新型マシンを毎年投入して、限られた時間のテスト走行枠で色んなシミュレーションを行なっていきます。今から20年以上前までは各チームは冬の間、サーキットを貸し切って割と好き放題にテスト走行を行なっていたのですが、これだと膨大な予算があるチームが圧倒的に優位に立ってしまうのです。天井知らずに上昇した年間予算を抑えるために、近年では全チーム合同参加でサーキットを使用して限られた日数でシミュレーションを行うのが通例です。

ちなみに昨年は2月末に僅か3日間しかテスト走行が行われませんでした。しかし、今年はたまたまマシンレギュレーション(車両規則)の大胆な変更が行われる年ですから、1月26日〜30日の5日間(スペイン)、2月11日~13日の3日間(バーレーン)、さらに2月18日〜21日の3日間(バーレーン)の合計11日間が設定されています(最初のテストは1チーム3日間のみで、計9日間)。

昨年の3倍走れるので充分なようにも感じますが、後に解説しますが、今年は変更点が多すぎて「全く違うマシン」に生まれ変わるため、1月のテスト走行では各チームもドライバーたちも手探り状態。試すことが多すぎて何が正解か、自分たちはライバルよりも速いのか、誰も分からないというのが正直なところでしょう。なんと1月のテスト初日にマシンの完成が間に合わないチームも出てきてしまいました。これは近年にはなかった状況です。

テスト走行プレビュー
各陣営は例年以上に入念な準備を経てテスト走行を迎える

今シーズンのテスト走行は変化を楽しもう!

2月にバーレーンで開催されるテスト走行は2週連続、合計6日間が設定。最初の3日間は色々試す時間、最後の3日間は総仕上げと考えたくなるものですが、今年に関しては各チーム、ずっと手探り状態が続くかもしれません。まず注目したいのが各チームの1日の周回数。たくさん走れているチームは順調に仕上がってきていると考えられるし、一方で長い時間ピットに留まっている、あるいはクラッシュやトラブルで走行不能となったチームは貴重なテスト時間を失うわけですから、開幕に向けては怪しい雲行きになっていくかもしれません。特に今年は規定の変更が多い年ですから、試したいことが山ほどありますからね。

2026年の変更点はかつてないほど多岐に渡ります。まず、動力源となるパワーユニットが変わります。エンジン自体は1.6L・V型6気筒ターボで変わらないのですが、昨年まで規定されていたMGU-H(熱エネルギー回生システム)が廃止され、MGU-K(運動エネルギー回生システム)だけを使ったものになります。いきなり難しい用語が並びますが、今年は簡単に言うとご自宅のハイブリッドカーと同じ、エンジンと減速時の運動エネルギーを利用するハイブリッドシステムです。ただ、エンジンが生み出すパワーが昨年比30%削減され、逆にハイブリッドのモーターが生み出すパワーが昨年比の3倍に増大。エンジンとモーターのパワー比をだいたい50:50にしなくてはならなくなりました。

初心者の方はこの辺は「随分変わったんだ」という認識で良いかもしれませんが、すぐに分かる変化としてはエンジン音です。お世辞にも綺麗な音色とは言えなかった昨年までのエンジン音はやや高音が増え、より速さを実感しやすいサウンドに変わります。日本メーカーの「ホンダ」が事前に公開したサウンドでもそれがよく分かりましたね。少しだけF1らしい良い音が帰ってきたので、まずはそれを楽しみましょう。

テスト走行プレビュー
新たなPUから聞こえてくるエンジン音にも注目したい

2026年のF1マシンはよりコンパクトに!

見た目上の変化としては巨大になりすぎたF1マシンが今年は少し小さくなります。横幅が10cm、前後ホイールの間隔が20cm短くなり、車重も最低重量が30kg減となり、より機敏なイメージを持つコンパクトなマシンに。これは狭いコースでは前のマシンを抜きづらく、オーバーテイクが少ない退屈なレースが多かったことも影響しています。マシンとしての迫力は若干損なわれますが、今年のマシンはちょっと昔のF1マシンにどこか似ている「戦闘機っぽい」シャープなスタイルが多いです。

そして、さらに大きな変化が昨年までオーバーテイクを促進してきたDRS(ドラッグリダクションシステム)の廃止。最高速を伸ばせるようにリアウイングのフラップを可変させる空力システムが廃止され、「アクティブエアロ」という新しいシステムが新導入。またDRSに代わり、一時的にモーターのパワーを上昇させる「オーバーテイクモード」も導入されます。これらの新しい戦略的デバイスを上手く使いながら、決勝ではレース距離約300kmの戦略を組み立てていかなくてはいけません。

まずはパワーユニットを含めた新しいF1マシンをちゃんと走らせることが先決。非公開で行われた1月のテストでは多くのチームがスピードよりもデータ収集に徹していたことでしょう。チームによってテストで試す項目が様々であり、勢力図が簡単には見えてこない今年のF1。しかし、2月のテストで圧倒的な速さを見せ、順調な走行を続けたチームが新時代の主役となるのは間違いありません。開幕ダッシュに成功するのは一体どのチーム、どのドライバーになるのでしょうか?

テスト走行プレビュー
レギュレーションの変更によりレースの戦略も大きく変わる2026シーズン

テスト走行配信スケジュール

FODでは、2026年シーズン開幕に先駆けて開催される『2026 FORMULA 1® プレシーズンテスト』をフジテレビNEXTの実況・解説陣で配信します。

Rd. 配信日程(日本時間) 配信時間
バーレーン・テスト走行① 2月11日(水)~13日(金) 各日
23:50~25:10(ライブ配信、見逃し配信)
バーレーン・テスト走行② 2月18日(水)~20日(金) 各日
15:50~25:10(ライブ配信、見逃し配信)

FOD登録はこちら!

本テストに限り、既存のFODプレミアム会員であれば追加料金なしで視聴可能です。

※FODプレミアム ライトコースの方、FODチャンネルfor Prime Videoにご登録中の方はご視聴いただけません。
※配信スケジュールは予告なく変更になる場合があります。
※FODプレミアムのライブ配信とは推奨動作環境が異なります。
※FODプレミアムのみの契約では、2026年シーズンのF1™︎全24戦は視聴できません。

©Getty Images