NEW
時代の移り変わりが色濃く反映された恋愛ドラマ。当時の価値観によって描かれるものの、世代を超えて登場人物たちの気持ちに共感でき今なお愛される作品が多くあります。この記事では、平成から令和にかけて視聴者たちの心を揺さぶってきた名作ラブストーリーを紹介。涙なしには見られない、切ない恋愛模様にクローズアップしました。

2000年に放送された『やまとなでしこ』は松嶋菜々子初の単独主演作。玉の輿を虎視眈々と狙い、出会いを求めて日夜合コンに参加するキャビンアテンダント・神野桜子(松嶋)と、桜子に恋して身分を偽る貧乏な男・中原欧介(堤真一)によるロマンチック・ラブコメディーを描いています。
愛よりお金を大切にし、幸せをつかむため、全力でかわいい女性になりきる桜子と桜子に惹かれつつも彼女の信念に反発する欧介。そんな2人が言い争ったり、着飾らずに無邪気にデートする姿は微笑ましく視聴者の心を掴みました。
一方、欧介が運命の相手かもしれないと思いつつ、幼少期の貧乏時代の辛い経験から自分にとって“本当の幸せ”とはなんなのかを考え、御曹司である東十条(東幹久)との結婚を進める桜子の葛藤には、切なさもあります。その気持ちにMISIAの「Everything」のメロディーが重なることで、より胸が締め付けられます。
今も色褪せない珠玉のラブストーリーをぜひ楽しんでください。
.jpg)
有村架純と高良健吾の主演で2016年に放送された『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく坂元裕二オリジナル脚本の群像ラブストーリー。
幼いころに母を亡くし北海道のさびれた町で養親に育てられた音(有村架純)、福島から東京にやってきて運送会社で引っ越しの仕事をしている練(高良健吾)、福岡出身で連の恋人である木穂子(高畑充希)、練の悪友・晴太(坂口健太郎)。さまざまな事情で上京してきた男女が、仕事や恋愛、さまざまなことに悩みながらも真摯に一生懸命生きようと頑張る姿がリアルに描かれています。
彼らの10年にわたる物語が描かれることで、若い世代からすっかり大人になった社会人もキャラクターの心情に共感することができ、一度見始めると最後まで見届けたくなってしまうでしょう。あなたは誰に一番共感するでしょうか?

戸田恵梨香、三浦春馬の主演で2011年に放送された『大切なことはすべて君が教えてくれた』。生徒から慕われている英語教師・夏実(戸田恵梨香)と同僚で保護者からの支持も厚い生物教師・修二(三浦春馬)という誰からも祝福されていた教師同士のカップル。
結婚式を3カ月後に控える中、修二が教え子であるひかり(武井咲)と一夜の過ちをおかしてしまったことから、愛の本質と向き合い、嫉妬による自己嫌悪や家族との愛憎などに苦悩しながら新しい関係を見出していく姿を描いています。
もし自分が夏実なら修二とどう向き合うのか、修二のような立場になってしまったら問題にどう向き合うのか。それぞれの“本当の愛”の行方は、タイトル通り『大切なことはすべて君が教えてくれた』ことの先にあることが分かるでしょう。自分に投影しながら見ると、よりこの物語の本質に触れることができるのではないでしょうか。
川口春奈主演で2022年に放送されたドラマ『silent』(読み:サイレント)。高校時代に一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている紬(川口)と、そんな紬に理由も言わずに別れを告げて姿を消した想(目黒蓮)が8年の時を経て“音のない世界”で再び出会い紡いでいくラブストーリーを描いています。
徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患った想が、その事実を隠して姿を消したことに気づいた紬は、再び想と向き合うために手話を習い始めることになります。改めて二人の距離が縮まるほどに、紬の想の声を聴きたいという思い、想の紬への気遣いが強まり、すれ違ってしまうことも。
想の母・律子(篠原涼子)や紬の現在の交際相手で想の親友でもある湊斗(鈴鹿央士)、それぞれのきょうだいなど、さまざまな人々の思いも2人を優しく包み込み、紬と想の“純愛”を後押ししていくことになります。人が恋をする気持ちが丁寧に描かれており、“音のない世界”だからこそ思いを素直に伝えあう“ピュア”な姿に涙腺を刺激されるでしょう。

2024年に放送された永野芽郁主演のファンタジーラブストーリー『君が心をくれたから』は、ノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた街・長崎を舞台に、事故に遭ってしまった愛する人のために“心を差し出す”という過酷な奇跡を背負う主人公・雨のピュアな愛を描いています。
純愛小説の名手・宇山佳佑が手がけるオリジナル脚本となる本作。悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいる主人公・雨は、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただ一人心を通わせ、今もなお忘れられない太陽(山田裕貴)と再会します。しかし、太陽が事故に遭ってしまいます。
そんな時、雨の前にあの世からの“案内人”と名乗る男・日下(斎藤工)が現れ「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」と提案されます。太陽への思いから、その“奇跡”を受け入れた雨は、徐々に五感を失いながらも家族や太陽と過ごす日々を大切にしながら生きていきます。最後に雨と太陽がどんな結末を迎えるのか。想像以上の展開は涙なしに見られないでしょう。
『やまとなでしこ』(C)フジテレビ/共同テレビ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(C)フジテレビ
『大切なことはすべて君が教えてくれた』(C)フジテレビ
『silent』(C)フジテレビ
『君が心をくれたから』(C)フジテレビ
ラブコメの最高傑作!『やまとなでしこ』

2000年に放送された『やまとなでしこ』は松嶋菜々子初の単独主演作。玉の輿を虎視眈々と狙い、出会いを求めて日夜合コンに参加するキャビンアテンダント・神野桜子(松嶋)と、桜子に恋して身分を偽る貧乏な男・中原欧介(堤真一)によるロマンチック・ラブコメディーを描いています。
愛よりお金を大切にし、幸せをつかむため、全力でかわいい女性になりきる桜子と桜子に惹かれつつも彼女の信念に反発する欧介。そんな2人が言い争ったり、着飾らずに無邪気にデートする姿は微笑ましく視聴者の心を掴みました。
一方、欧介が運命の相手かもしれないと思いつつ、幼少期の貧乏時代の辛い経験から自分にとって“本当の幸せ”とはなんなのかを考え、御曹司である東十条(東幹久)との結婚を進める桜子の葛藤には、切なさもあります。その気持ちにMISIAの「Everything」のメロディーが重なることで、より胸が締め付けられます。
今も色褪せない珠玉のラブストーリーをぜひ楽しんでください。
タイトル | やまとなでしこ |
キャスト | 松嶋菜々子/堤真一/矢田亜希子/筧利夫/須藤理彩/今井陽子/ 相島一之/押尾学/東幹久/市毛良枝/森口瑤子/西村雅彦 |
スタッフ | 脚本:中園ミホ 主題歌:MISIA「Everything」 演出:若松節朗 |
配信ページ | https://fod.fujitv.co.jp/title/00tk/ |
10年越しの恋の物語を描いた『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
.jpg)
有村架純と高良健吾の主演で2016年に放送された『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』は、四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく坂元裕二オリジナル脚本の群像ラブストーリー。
幼いころに母を亡くし北海道のさびれた町で養親に育てられた音(有村架純)、福島から東京にやってきて運送会社で引っ越しの仕事をしている練(高良健吾)、福岡出身で連の恋人である木穂子(高畑充希)、練の悪友・晴太(坂口健太郎)。さまざまな事情で上京してきた男女が、仕事や恋愛、さまざまなことに悩みながらも真摯に一生懸命生きようと頑張る姿がリアルに描かれています。
彼らの10年にわたる物語が描かれることで、若い世代からすっかり大人になった社会人もキャラクターの心情に共感することができ、一度見始めると最後まで見届けたくなってしまうでしょう。あなたは誰に一番共感するでしょうか?
タイトル | いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう |
キャスト | 有村架純/高良健吾/高畑充希/西島隆弘/森川葵/坂口健太郎/ 浦井健治/福士誠治/森岡龍/永野芽郁/桜井ユキ/我善導/ 林田岬優/安田顕/大谷直子/田中泯/柄本明/高橋一生/ 松田美由紀/小日向文世/八千草薫 |
スタッフ | 脚本:坂元裕二 演出:並木道子/石井祐介/髙野舞 |
配信ページ | https://fod.fujitv.co.jp/title/4740/ |
戸田恵梨香、三浦春馬W主演『大切なことはすべて君が教えてくれた』

戸田恵梨香、三浦春馬の主演で2011年に放送された『大切なことはすべて君が教えてくれた』。生徒から慕われている英語教師・夏実(戸田恵梨香)と同僚で保護者からの支持も厚い生物教師・修二(三浦春馬)という誰からも祝福されていた教師同士のカップル。
結婚式を3カ月後に控える中、修二が教え子であるひかり(武井咲)と一夜の過ちをおかしてしまったことから、愛の本質と向き合い、嫉妬による自己嫌悪や家族との愛憎などに苦悩しながら新しい関係を見出していく姿を描いています。
もし自分が夏実なら修二とどう向き合うのか、修二のような立場になってしまったら問題にどう向き合うのか。それぞれの“本当の愛”の行方は、タイトル通り『大切なことはすべて君が教えてくれた』ことの先にあることが分かるでしょう。自分に投影しながら見ると、よりこの物語の本質に触れることができるのではないでしょうか。
タイトル | 大切なことはすべて君が教えてくれた |
キャスト | 戸田恵梨香/三浦春馬/武井咲/菅田将暉/剛力彩芽/ 広瀬アリス/中島健人(ジャニーズJr.)/石橋杏奈/ 能世あんな/篠田麻里子(AKB48)/内田有紀/ 西村雅彦/風間杜夫 ほか |
スタッフ | 脚本:安達奈緒子 演出:西浦正記/葉山裕記 |
配信ページ | https://fod.fujitv.co.jp/title/4283/ |
川口春奈×目黒蓮が描く切なくも温かいラブストーリー『silent』
川口春奈主演で2022年に放送されたドラマ『silent』(読み:サイレント)。高校時代に一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている紬(川口)と、そんな紬に理由も言わずに別れを告げて姿を消した想(目黒蓮)が8年の時を経て“音のない世界”で再び出会い紡いでいくラブストーリーを描いています。
徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患った想が、その事実を隠して姿を消したことに気づいた紬は、再び想と向き合うために手話を習い始めることになります。改めて二人の距離が縮まるほどに、紬の想の声を聴きたいという思い、想の紬への気遣いが強まり、すれ違ってしまうことも。
想の母・律子(篠原涼子)や紬の現在の交際相手で想の親友でもある湊斗(鈴鹿央士)、それぞれのきょうだいなど、さまざまな人々の思いも2人を優しく包み込み、紬と想の“純愛”を後押ししていくことになります。人が恋をする気持ちが丁寧に描かれており、“音のない世界”だからこそ思いを素直に伝えあう“ピュア”な姿に涙腺を刺激されるでしょう。
タイトル | silent |
キャスト | 川口春奈/目黒蓮(Snow Man)/鈴鹿央士/桜田ひより/ 板垣李光人/夏帆/風間俊介/篠原涼子 他 |
スタッフ | 脚本:生方美久 演出:風間太樹/髙野舞/品田俊介 |
配信ページ | https://fod.fujitv.co.jp/title/f056/ |
永野芽郁×山田裕貴が描くピュアな愛『君が心をくれたから』

2024年に放送された永野芽郁主演のファンタジーラブストーリー『君が心をくれたから』は、ノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた街・長崎を舞台に、事故に遭ってしまった愛する人のために“心を差し出す”という過酷な奇跡を背負う主人公・雨のピュアな愛を描いています。
純愛小説の名手・宇山佳佑が手がけるオリジナル脚本となる本作。悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいる主人公・雨は、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただ一人心を通わせ、今もなお忘れられない太陽(山田裕貴)と再会します。しかし、太陽が事故に遭ってしまいます。
そんな時、雨の前にあの世からの“案内人”と名乗る男・日下(斎藤工)が現れ「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」と提案されます。太陽への思いから、その“奇跡”を受け入れた雨は、徐々に五感を失いながらも家族や太陽と過ごす日々を大切にしながら生きていきます。最後に雨と太陽がどんな結末を迎えるのか。想像以上の展開は涙なしに見られないでしょう。
タイトル | 君が心をくれたから |
キャスト | 永野芽郁/山田裕貴/白洲迅/出口夏希/斎藤工/ 松本若菜/真飛聖/遠藤憲一/余貴美子 他 |
スタッフ | 脚本:宇山佳佑 演出:松山博昭/相沢秀幸/保坂昭一 |
配信ページ | https://fod.fujitv.co.jp/title/312b/ |
『やまとなでしこ』(C)フジテレビ/共同テレビ
『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(C)フジテレビ
『大切なことはすべて君が教えてくれた』(C)フジテレビ
『silent』(C)フジテレビ
『君が心をくれたから』(C)フジテレビ
他の記事も見る