物件探しのコツとは?選ばない方がよい物件7選とチェックポイントを解説

物件で起きる事件を鮮やかに解決する上川隆也主演ドラマ『問題物件』がFODで配信中です。

大手不動産会社「大島不動産販売」の新設部署、「販売特別室」に配属された宅地建物取引士(宅建士)の若宮恵美子(内田理央)。憧れの宣伝部への異動を目指し、「不動産調査員」を名乗る謎めいた男、犬頭光太郎(上川隆也)とともに顧客クレーム解消に挑むも、その”クレーム”の対象は怪奇現象が起こる『問題物件』……?!

『借りると必ず死ぬ部屋』『ポルターガイストが起こる部屋』『ゴミだらけの部屋』……。
ドラマ『問題物件』
本作はさまざまな問題物件を舞台に、怪奇現象から裏に潜む現代社会の問題まで痛快に解き明かす不動産ミステリーです。

さまざまな怪奇現象は番組内で楽しむとして、「問題物件」は自分たちが選ぶ不動産のなかにも潜んでいます。

この記事では、選ぶのを避けるべき物件と満足できる物件探しのコツについて解説します。

本当にお得?選ばない方がよい「問題物件」とは


ドラマ内では第1話「自殺のあった物件」、第3話「ゴミ屋敷」、第6話「宗教施設」などの心理的瑕疵物件や第2話の鍵となる「外から見えやすい物件」など、物件が持つ問題により事件が起こってしまいます。
ドラマ『問題物件』
番組で登場したものも含めて、まずは住んでから問題になりやすい物件の特徴について解説します。

避けるべき物件の特徴3選【環境編】

心理的瑕疵物件 ・事故物件や嫌悪施設(ゴミ処理場・墓地・風俗店など)の近くなど物件自体には問題ないものの心理的に瑕疵(傷・欠点)がある物件を指し、不安や嫌悪感から精神的ストレスや生活の質の低下につながる恐れがある
・しかし墓地や自然死など考え方によっては気になりにくい理由もあり、気にしないなら家賃が安い点はメリット
騒音が気になる物件 以下が近くにあると継続的な騒音のリスクがある
・夜間営業がある飲食店
・線路・幹線道路
・消防署や総合病院
・塾・学校(通学路含む)
災害リスクが高いエリアの物件 急斜面や崖の近く、河川の近くにある物件は土砂災害・浸水リスクが高い
契約の前にハザードマップをチェックしておくとよい

避けるべき物件の特徴4選【物件編】

外から見えやすい 「プライバシーが侵害されやすい」「防犯上のリスクが高い」などのデメリットがあるため、外構があまりない物件の1階の部屋は避けた方がよい
ゴミ置き場が近い 「害虫やネズミなどが来やすい」「夏場の悪臭に悩まされる」「ゴミを捨てに来る人の行き来でプライバシーが損なわれる」などのリスクがある
共用部分が汚い 廊下やゴミ捨て場などが汚い物件は「管理状態が悪い」「住民のマナーが全体的に悪い」などが考えられ、トラブルや住環境の悪化の可能性がある
家賃が安すぎる 相場より不自然に安い物件は問題のある入居者がいたり設備が老朽化していたりと何らかの理由がある可能性が高い

物件探しはどうすればいい?

ドラマでは、毎回物件にまつわるインパクトのあるストーリーが展開します。

しかしドラマほどのものでなくても、自分が住む物件は新しい生活のストーリーを形作る重要な要素です。

次は、新しい生活のプラスになるような物件探しのコツについて解説します。

物件探しをスムーズにする3つのコツ

(1)直接不動産会社に足を運ぶ
物件情報サイトは手軽に探せる反面、反映までのタイムラグがあったり、決まってしまった好条件の部屋情報をそのまま残す「おとり物件」が掲載されていたりする点がデメリットです。

直接不動産会社に足を運べば、空いている物件がリアルタイムで分かる上に、インターネットに掲載されていない物件も見つかります。

(2)空室でない物件でも問い合わせる
「気に入った物件の希望の間取りが空いていない」という場合は、諦めずに直接不動産会社に問い合わせてみましょう。

「退去予定がある」「クリーニングが終わっていないのでまだ情報を掲載していない」といった空き予定の情報を得られるかもしれません。

(3)不動産会社に行くなら木・金を選ぶ
土日はほかのお客さんが多く、週明けの月・火曜日に内見すると見た物件を土日のお客さんが決めてしまい二度手間になる可能性があります。

不動産会社は水曜日休みが多いため内見がしにくく、可能なら木・金で物件を見に行くと落ち着いて接客してもらえておすすめです。

物件探しの時期はいつからがいい?

物件を探し始めるベストな時期は、入居希望日の2ヶ月前、遅くとも1ヶ月前までです。

直前すぎても希望する物件が見つからなかったり、見つかってもクリーニングや鍵交換などの準備が間に合わずに入居が遅れたりするためです。

逆に探すのが早すぎても、入居の日にちを遅らせるには限界があるため余分な家賃がかかってしまいます。

コスパの良い物件を探す4つのコツ

(1)自分に合った条件の取捨選択をする
すべてに満足する条件の部屋は、当然金額が高くなってしまいます。

・立地
・間取り
・広さ
・駅からの距離
・築年数

上の条件を基に、譲れない条件を守った上でほかの条件を調節して物件を探してみましょう。

(2)固定観念にとらわれない
「築古物件は汚い」「RC以外は防音性が低い」など、必ずしもそうでない物件もあります。

リフォーム済みで室内が綺麗な築古物件や、収納の位置や壁の厚さで防音性が高い物件もあるので決めつけずに探してみましょう。

(3)探すタイミングをずらす
6月~8月に物件を探すと、繁忙期過ぎて残った物件の家賃を下げたりフリーレント(一定期間家賃無料)を付けたりして決めようとするオーナーが増えるので安く借りられる可能性が上がります。

(4)初期費用も含めて考える
物件自体の家賃が安くならなくても、「礼金無料」や「フリーレント」の物件を選ぶとトータルの費用が抑えられます。

物件探しは内見が重要!確認すべき10個のチェックポイント

「本業も趣味も不動産」という若宮でもない限り、物件について詳しい人はあまり多くないでしょう。

そのため、物件を決めたあとから「ここもチェックしておくべきだった!」と後悔するかもしれません。

最後に、内見時にチェックすべき10個のポイントについて紹介します。

1. 手持ちの家具は入るか? 玄関の幅や冷蔵庫・洗濯機置き場のサイズに注意
事前に家具のサイズを測り、メジャーを持って行くとよい
2. 日当たり・風通し 内見の時間帯以外でも日差しが入りそうか、壁紙や窓枠にカビがないか
3. 防音性 隣室や外部からの音が筒抜けになっていないか
4. 水回りの状態 排水溝からの臭いや水漏れがないか
5. コンセントの位置・数 場所ごとに使用する家電の数に合っているか
6.壁・床 壁紙の剥がれや傷がないか、床に傾きや隙間がないか
7. 室内の臭い 外部からの臭いがしないか
8. セキュリティ 鍵は防犯性が高いタイプか
9. 共用部分の状態 エレベーター、廊下、ゴミ置き場は綺麗に保たれているか
10. 周辺環境 騒音や臭いの可能性がある施設はないか、侵入しにくい立地か

物件探しのコツを教えてくれる!?ドラマ『問題物件』

ドラマ『問題物件』
ドラマ『問題物件』では、謎解きはもとよりドラマ内に出てくる販売特別室の豪華な建物やいくつもの戸建て・マンションも楽しみの一つです。

「間取り図を見ながらの食事時間が至福」「物件のキャッチコピーを見るのが楽しい」という宅建士・若宮のキャラは、物件好きなら「あるある」ではないでしょうか。

個性豊かな登場人物の謎解きを楽しみながら物件見学ツアーの気分が味わえる不動産ミステリードラマ「問題物件」は、不動産好きにも物件探しを考えている人にもおすすめです。

【配信ページ】https://fod.fujitv.co.jp/title/00t5/

(執筆:ひらかわまつり)

『問題物件』(C)フジテレビ
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