SKY-HIが企画、堤幸彦が監督を務め、BMSGに所属するRUI(タク役)、TAIKI(ミック役)、KANON(ヨウジ役)、edhiii boi(ビームくん役)が出演するFODオリジナルドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』。スポット映像も解禁され、さらに注目度を増す本作がいよいよ4月18日(金)から配信開始(以降、毎週金曜日21時最新話配信)となります。
今回、FOD INFOでは、SKY-HI、堤幸彦、RUI、TAIKI、KANON、edhiii boiを迎えインタビューを実施。制作に至ったきっかけや本作の見どころなどを伺いました。ぜひ視聴とあわせてお楽しみください。
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SKY-HIの強い想いから生まれた『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』
――はじめに、本作を企画されたきっかけから教えていただけますか?
SKY-HI:映像作品をやりたいという気持ちは起業した時からありましたが、「14th Syndrome」という作品のMVを皆で撮った時に、青少年のドタバタを描いたドラマを作りたいと思うようになりました。そして、KANONがBMSGに所属した時に「これはもう今やらないといけない。彼らが高校生のうちに絶対にやらねば」と、それまでの願望から強い使命感に変わりました。
そこから堤幸彦監督みたいな人はいないかと周囲に相談していたら、ご本人とお会いすることができたんです。そこで、青少年たちが持つある種の無軌道さ、それ故に巻き込まれていく社会の猥雑さなどがこもった作品を作りたい、という話をさせていただいたところ、堤さんに「じゃあ、沖縄に行こう」とお返事をいただいた形です。
――舞台を沖縄のコザにされた理由はなんだったのでしょうか?
堤:正しい10代の暴走…バカっぽい、くだらないことだったり、大人には理解できない追い込まれ方とか、それが正しく表現できる場所はどこかとずっと考えていました。かつては東京にも池袋とか戸越銀座とか、そういう地域がありましたが、今は平均化されてそんなテイストが無い。今だったらどこかなと思った時に、かつて映画でお世話になった沖縄県のコザが思い浮かびました。いろんなものがないまぜになっていて面白い背景になるし、一度しかない彼らのデビュー作なので、演技経験の有無に関わらず大暴れできる場所としてもふさわしいということで選びました。

――キャストの皆さんはご自身が演じたキャラクターにどんな印象をお持ちですか?
RUI:初めて台本を読んだ時は、自分と真逆だという印象だったんですけど、やっていくにつれて徐々にリンクするところが見えてきて、そこをうまく繋げて役を演じられたかなって、いま振り返ると思います。自分自身はどちらかといえばKANONが演じたヨウジが1番近いと感じるので、タクに近づくという部分は努力しました。
KANON:ヨウジとは性格の面で共通するところがすごく多くて、演じやすかったですし自分がやりたかったコメディ感も演技の中に出せたんじゃないかと感じています。なんというか…ヨウジはなんかちょっとダサいんですよ。「でも、それがいい」みたいな感じがすごく好きで、本当に演じていて楽しかったです。
TAIKI:僕は最初の衣装合わせの時に「金髪のメッシュをいれてほしい」っていうお願いを急遽いただいて(笑)。実際に金髪にした日ぐらいには「ミックってこんな感じなんじゃないか」とイメージを作っていたんですけど、台本を読んだら“心の中で思っていることと実際に話す言葉が違う”という細かい表現が難しくて、そこにすごく苦労しました。
edhiii boi:もともと、堤監督の『池袋ウエストゲートパーク』がすごく好きだったので、日髙さん(SKY-HI)に自分の役柄を聞いて「まさしくキングみたいな感じだよ」と言われた時に、これならいけるかもと思えました。それまでは、演技はやってみたいけど優等生役とかは難しいかも…と思っていて、正直怖かったです。
RUI「ずっと目が離せない」本作の見どころとは
――沖縄での撮影で印象に残っているエピソードはありますか?
堤:もう毎日いろんなエピソードがありましたが、撮影が終わった後に4人が地元のスーパーに通って楽しんでいたっていうのが、すごく素朴でいいエピソードだなと思いましたね。
SKY-HI:さっきKANONが「ヨウジはちょっとダサい」と話していましたが、ダサいとか面白いとか、そういうのをやりきることが1番カッコいいからやる、俺はやるんだ、みたいな気合の入り方をしていたのがカッコよかったです。
KANON:自分たちの撮影でいうと、TAIKIと朝イチに海辺に行って半袖に海パンとふんどしを履いて撮った時があって、その頃は1月だったのでめちゃくちゃ寒かったです。

――本作の見どころについても教えていただけますでしょうか。
RUI:どのシーンも少しも見逃せないので、全てが見どころというか…。
堤:いろいろとね。一つ見逃すと、次のシーンに移った時に「さっきの場面からどうしてこうなったの?」となってしまうような、小さな情報がいくつも出てきます。
RUI:本当におっしゃるとおりで、誰かが一瞬パッと映った、みたいな細かい描写が重要になってくるので、ずっと目が離せないと思います。
SKY-HI:あと、今回は堤さんの要望をフルでお受けするのが大事なことでもあったので、台本なども全てそのままOKさせていただいたんですけど、1個だけ、ビームくんのラストシーンについてのお願いをしました。そこは実際に見ていただけたらなと。
堤:結構すごいことになっています。
――とても気になります!それでは最後に、視聴者と読者へメッセージをお願いします。
堤:本当に素敵な10代の4人と、彼らを盛り上げる沖縄のナイスな魑魅魍魎がごまんと集まったカオスなドラマになりましたし、それを撮れたことがありがたかったです。見ていただく皆さんにとっては、他の作品と対比できないようなとんでもない「熱」がこの作品には横たわっていると思います。なんじゃこりゃと思いつつも、何度かリピートで見てもらえるといろいろな秘密がわかってきて、面白く思っていただけるのではないかなと。楽しんでいただければ本望でございます。
SKY-HI:映画であれば大体2時間とか、ドラマだったら10話とか、そういった枠に当てはめて作られたものではなく、映像作品がドラマという形態になった時の可能性や、10代が持ってるポテンシャル、そういったものが全部込められている作品だと思います。今の時代、スマホなどでどこでも映像を見ることができますが、この作品をどこでも味わえる幸せを存分に味わっていただきたいです。

◇『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』ストーリー
見たもの全てを覚えてしまう主人公・タクは繰り返される毎日に飽きて、那覇からコザの高校に転校する。面倒ごと避けたいタクだったが、同級生のミック、ヨウジとともにコザの個性的な沖縄の不良たちに絡まれ、抗争に巻き込まれていく。そんな中、東京出身のメンヘラ少女アオイと出会い…
オフビートでコミカル、シニカルでエキセントリックな南国青春グラフィティが今、幕を開ける…!
◇『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』配信概要
タイトル | 『ゲート・オン・ザ・ホライズン~GOTH~』(全8話) |
配信 | 2025年4月18日(金)配信スタート 毎週金曜日21時最新話配信 |
出演 | RUI/TAIKI/KANON/edhiii boi/服部樹咲/池田鉄洋/戸田恵子 ほか |
スタッフ | 企画::SKY-HI 監督・原案:堤幸彦 監督:平一紘(3話・4話)/池辺安智(6話・7話) 脚本:池田テツヒロ 脚本協力:平一紘 |
URL | オフィシャルサイト:https://www.fujitv.co.jp/goth/ 配信ページ:https://fod.fujitv.co.jp/title/8062 |