Aぇ! group・佐野晶哉と山時聡真がダブル主演を務めるドラマ『もうええわ』が、10月3日(土)13時30分からフジテレビ(関東ローカル)で放送されます。本作は、第37回フジテレビヤングシナリオ大賞の大賞受賞作を映像化した作品です。
坂元裕二、野島伸司、野木亜紀子、生方美久など、日本のドラマ界を代表する脚本家を数多く輩出してきたのが、この「フジテレビヤングシナリオ大賞」。今回の『もうええわ』も、1477編の応募作の中から選ばれた大賞作です。実は、これまでの受賞作の一部をFODで見返せることをご存じでしょうか。この記事では、FODで配信中の歴代ヤングシナリオ大賞受賞ドラマをまとめてご紹介します。
『もうええわ』ってどんな作品?

脚本は河内大輝。漫才で人生一発逆転を狙う18歳の松岡颯斗(佐野晶哉)と、吃音を抱えながらもその熱意に引きずられるようにして漫才の世界に飛び込んだ同い年の谷本凌(山時聡真)、二人の青春を描くハートフルコメディです。
高校で運命的に出会った二人はコンビを結成し、全国学生お笑い大会優勝を目指して走り出します。初めての会話から不思議なリズムで息がぴったり合った二人が、漫才を通じて互いの人生に入り込み、かけがえのない友情を育んでいく姿を描きます。
「フジテレビヤングシナリオ大賞」とは?
「フジテレビヤングシナリオ大賞」は、1987年にフジテレビが創設した若手脚本家発掘のための公募企画です。第1回の坂元裕二、第2回の野島伸司をはじめ、大賞受賞者の野木亜紀子や生方美久、さらに橋部敦子、浅野妙子、水橋文美江など、テレビドラマ界を代表する脚本家を数多く輩出しています。
受賞作品がフジテレビでドラマ化されることも大きな特徴です。毎年、多くの応募が寄せられる中から選ばれた”原石”の脚本が、その時代を代表する俳優たちによって映像化されてきました。
FODで配信中!歴代ヤングシナリオ大賞受賞ドラマ13作
第2回『時には母のない子のように』

1988年放送。少年期特有の「不幸な自分を想像して自分で同情する」心理を描いた作品です。第1回受賞者の坂元裕二とともに”フジテレビドラマ黄金時代”を築いたと称される野島伸司が第2回大賞を受賞した作品。
第17回『アンプラグド(unplugged)』
周囲と交わらず、頭の中に流れる不思議なメロディだけを頼りに孤独な高校生活を送る裕介。転校生の瑞希と出会い、次第に心を開いていく淡い青春ラブストーリーです。中村倫也(当時は中村友也)の初主演ドラマとして知られる、貴重な1本です。
第21回『輪廻の雨』
母を亡くし、父に捨てられ、知的障害のある弟・修平と二人で暮らす大学生・孝平。孝平は、弟が職場で暴力を受けていたことを知り、逆上して工場長を殺害してしまいます。「命の大切さ」を教えてきた兄の犯した罪に、弟は衝撃を受けます。世の不条理と兄弟の絆を描いた重厚な人間ドラマです。山本裕典、瀬戸康史、貫地谷しほりが出演。
第22回『さよならロビンソンクルーソー』
薄給ながら金にだらしない恋人に貢ぎ続ける清掃作業員の慶介と、売れないバンドマンに貢ぎ続ける看護師のハナ。東京の片隅で生きる2組の男女の、報われない”禁断の愛”を静かに描いた人間ドラマです。田中圭、蓮佛美沙子、綾野剛、菊地凛子が出演。脚本は後に「アンナチュラル」「MIU404」などを手がける野木亜紀子です。
第27回『超限定能力』

電車内で頭を強打したことがきっかけで、「乗客が降りる駅名が見えてしまう」という何とも中途半端な超能力に目覚めてしまった大学生の物語です。竜星涼のフジテレビ初主演作品で、仲野太賀、永野芽郁、唐田えりかが共演するコメディです。脚本・青塚美穂。
第29回『リフレイン』
高校3年生の湊は、恋人・紬とのクリスマスイブデートで事故に巻き込まれますが、目覚めるとなぜか同じ日の朝に戻っており、紬の姿だけがどこにも見当たりません。同じ1日を繰り返してしまう不思議な現象に翻弄されるSFラブストーリーです。葉山奨之、恒松祐里が出演。脚本・宮﨑翔。
第30回『ココア』
何のつながりもない3人の女子高生が、いじめや家庭内の不和など、それぞれの悩みを抱えながら過去と向き合っていくオムニバスドラマです。南沙良、出口夏希、永瀬莉子のトリプル主演で、3人にとってはドラマ初出演・初主演作でもありました。脚本は当時14歳、史上最年少で大賞を受賞した鈴木すみれです。
第31回『パニックコマーシャル』

新商品CMの撮影本番を前に、クライアント側の宣伝部長からの理不尽な横やりに翻弄されるクリエイティブディレクター・新倉。広告制作の現場を舞台にした群像コメディです。赤楚衛二が主演し、黒羽麻璃央、田中要次らが共演。脚本・中村允俊。
第32回『サロガシー』
同性愛者である兄のために代理母出産(サロガシー)を決意した独身女性・環と、その家族の葛藤を描く社会派ヒューマンドラマです。新しい家族のかたちを問う内容で注目を集めました。堀田真由のドラマ初主演作です。細田善彦、猪塚健太らが共演。脚本・的場友見。
第33回『踊り場にて』
プロのバレエダンサーを目指し海外で活動していたものの夢を諦め、高校教師として復職した美園舞子。個性的な生徒たちとの交流を通して、自分の中の「夢の諦め」を見つめ直していく人生再生の物語です。瀧本美織が主演。脚本は「silent」で知られる生方美久で、選考委員から圧倒的な支持を集めた回でもあります。
第34回『瑠璃も玻璃も照らせば光る』
うつ病の母のケアと、意識のない父の見舞いを日課にこなすヤングケアラーの女子高生・ひかる。演劇部の照明係を頼まれたことをきっかけに、部活に真剣に向き合う転校生・瑠璃と出会い、自分の境遇と向き合っていく青春ヒューマンドラマです。豊嶋花のドラマ初主演作です。祷キララ、横田真悠らが共演。脚本・市東さやか。
第35回『高額当選しちゃいました』
児童養護施設育ちの幼なじみ4人が、シェアハウスで毎年恒例の宝くじ共同購入をしたところ、まさかの1等7億円が的中。しかし翌朝、当たりくじが忽然と姿を消してしまいます。二転三転する展開が評価されたコメディミステリーです。木戸大聖、山下幸輝、西垣匠、豊田裕大が出演。脚本・阿部凌大。
第36回『人質は脚本家』

脚本を書けなくなった売れない脚本家が、郵便局で人質事件に巻き込まれるところから始まるシチュエーションコメディです。生き別れた娘に会いたい一心で事件を起こした犯人から、まさかの「事件の続きを脚本にしてほしい」という依頼を受け、双方の人生が変わっていきます。中尾明慶、高橋克実、内田理央、マギーらが出演。脚本・石田真裕子。
「ヤングシナリオ大賞」は、まだ見ぬ才能ある脚本家の”原点”に出会える貴重な機会です。そしてFODには、そんな原石たちが手がけた過去の受賞作が、これだけの本数揃っています。放送をご覧になって興味を持たれた方は、ぜひFODで歴代の受賞作もあわせてチェックしてみてください。
credit:『もうええわ』(C)フジテレビ/『時には母のない子のように』(C)フジテレビ/『アンプラグド(unplugged)』(C)フジテレビ/『超限定能力』(C)フジテレビ/『パニックコマーシャル』(C)フジテレビ/『人質は脚本家』(C)フジテレビ