【F1™︎ 2026】新モナコウイナーの誕生は?オーバーテイクにも期待高まる:第6戦モナコ日程・配信スケジュール
歴史と伝統の「モナコグランプリ」
その一方で、近年のF1では市街地グランプリが増え、シンガポールのナイトレース、ラスベガスのような特別な演出など派手なグランプリが増加し、かつての伝統を重んじるヨーロッパの高貴な雰囲気は新しい世代のファンには特別に映らない傾向にあります。ましてや近年、マシンが大型化し、DRSを使ってもオーバーテイクがほとんど不可能なモナコのレースは「退屈なグランプリ」として認識されるようになり、F1カレンダーからの脱落も噂に上がるほどです。
1955年からはコロナ禍の2020年を除いて毎年開催されてきた「モナコ」。開催契約は2031年までありますが、他コースではオーバーテイクが増加した新規定で開催される今年のレースは、ファンの間でも伝統のグランプリを残すか、別のコースでのグランプリを見たいか、さらに踏み込んだ議論に発展するかもしれない分岐点になるでしょう。
卓越したドライビングテクニックと経験値が必要で、攻略が難しく、かつては3500回以上のシフトチェンジが必要で体力的にもタフなレースでしたから「モナコで勝つことは3勝分の価値がある」と言われました。アイルトン・セナの5連勝などに代表されるように、モナコを得意とする特定のドライバーが無双することも多かったのですが、近年は連勝を飾るドライバーは少なくなりました。
雨で番狂せが起こる年もあり、意外なドライバーが栄光のモナコウイナーとなることもありますし、2024年のシャルル・ルクレールのようにその年の実力ナンバーワンではないマシンに乗ったドライバーが優勝するケースが出てくるのもモナコの面白さです。

不運のラッセル、無双のアントネッリ、メルセデス対決の行方は?
前戦「カナダグランプリ」はまたも「メルセデス」のキミ・アントネッリとジョージ・ラッセルの一騎打ちとなりました。スプリントレースを制したのはラッセル。そして決勝のポールポジションもラッセルが獲得し、決勝序盤ではアントネッリとラッセルが激しく順位を入れ替え合いました。
マクラーレンの2台が脱落したこともあり、優勝争いは「メルセデス」の2人に。しかし、ジョージ・ラッセルは30周目にエンジントラブルに見舞われ、レースをリタイアしてしまいました。得意のカナダで今季最大の不運が待っているとは。第2戦中国以降4連勝を飾ったキミ・アントネッリとのコントラストがあまりに大きいレースでした。これで両者のポイント差は43点に広がり、シーズンの流れは完全にアントネッリに向いた形です。
ジョージ・ラッセルが大きく開いた差を埋めるには、ここからシーズン中盤戦に向けて勝利を積み重ねていくしか道はありません。しかし、モナコでの彼の成績を見てみると、ポールポジション経験も表彰台の経験も一度もありません。モナコでの予選最上位も5位と、ラッセルがモナコでインパクトを残したレースはあまり見当たりません。
一方アントネッリは昨年のモナコが初出場になりましたが、予選中にヌーベルシケインでクラッシュを喫し、15番手スタートに。この時点でモナコの勝負権は失っていました。
昨年のメルセデスはフリープラクティスでもトップ5に一度も入ることができていませんでした。今年はレギュレーション変更があり、最速マシンがメルセデスであることは誰もが認めるところですが、2019年のルイス・ハミルトン以来メルセデスのモナコ優勝はなく、相性はあまり良くないコースになっています。

フェルスタッペン、ハミルトンの今季初優勝にも期待
「カナダグランプリ」のレース終盤の見どころはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(フェラーリ)の2位争いでした。62周目にハミルトンがフェルスタッペンをオーバーテイクして2位に浮上。チェッカーまでギリギリの攻防が続き、ハミルトンは今季ベストリザルトの2位、フェルスタッペンは今季初表彰台の3位を獲得しました。
両者の活躍は「モナコグランプリ」を盛り上げてくれる布石ではないかと思います。ハミルトンはモナコで3回優勝経験がある「モナコ・マイスター」の一人。フェルスタッペンも2回優勝経験があります。予選次第という部分が大きいモナコですが、彼らのドライビングがマシン間にある差を埋めることができれば、今年のレースはきっと面白い展開になるでしょう。
また「マクラーレン」のランド・ノリスは昨年、モナコ初優勝を達成しました。シーズン序盤の流れが完全にオスカー・ピアストリに持っていかれそうになっていたタイミングで優勝し、チャンピオン獲得に向けたターニングポイントとなったモナコ優勝でした。

そして「フェラーリ」ではシャルル・ルクレールは地元モナコでのレースです。学校の通学路がコースの一部だったというルクレールの2024年優勝は非常にエモーショナルでした。「カナダ」を4位でフィニッシュしたルクレールはランキング3位につけており、2位のジョージ・ラッセルとは13点差。地元モナコでの「メルセデス」勢の前を走れるかは彼にとっても「フェラーリ」にとっても非常に重要なポイントです。
モナコでは他にも伏兵の登場に期待したいところですが、「カナダ」では今季ベストの6位に入ったフランコ・コラピント(アルピーヌ)はこれまでのF3、F2時代のリザルトを見る限りはそれほどモナコが得意という訳ではなさそう。一方で、こちらも今季ベストリザルトの5位入賞を果たしたアイザック・ハジャー(レッドブル)は、昨年レーシングブルズのマシンで5番グリッドから6位入賞。フォーミュラリージョナル時代には優勝、F2時代にもモナコで2位表彰台に上がっており、伏兵として期待したいドライバーです。
歴史に残るオーバーテイク合戦のモナコとなるか、それとも伏兵登場の予想外の結末となるか、いよいよモンテカルロの難コースを舞台にした闘いが始まります。
第6戦モナコ日程・配信スケジュール
FOD F1™︎プランでは、『第6戦モナコ』を生配信いたします。
| Rd. | 日程 | 配信開始時間 | レース開始時間 |
|---|---|---|---|
| フリー走行1 | 6月5日(金) | 20:20~ ※ | 20:30~ ※ |
| フリー走行2 | 6月5日(金) | 23:50~ ※ | 24:00~ ※ |
| フリー走行3 | 6月6日(土) | 19:20~ ※ | 19:30~ ※ |
| 予選 | 6月6日(土) | 22:50~ ※ | 23:00~ ※ |
| 決勝 | 6月7日(日) | 21:20~ ※ | 22:00~ ※ |
※配信及びレース開始時間は変更の可能性がありますので予めご了承ください。
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