【F1™︎ 2026】セナvsマンセル「F1®︎ TV」アーカイブで蘇るモナコグランプリ名勝負!
そして、モナコグランプリは「インディアナポリス500マイルレース(インディ500)」とFIA WEC「ル・マン24時間レース」と並び、世界三大自動車レースの一つとしても有名で、この3つのレースで優勝する「トリプルクラウン」を達成することはレーシングドライバーとして最大の名誉だといっても過言ではないでしょう。達成したのは5度のモナコウイナー、グラハム・ヒルだけ。近年はF1のレース数が多く過密スケジュールで兼任の参戦ができないこと、そして40代までF1現役生活を続ける選手が多いことから「トリプルクラウン」の達成は非常に困難といわれています。
世界三大自動車レースの一つ「モナコグランプリ」
それでも、F1ドライバーになったからには一度は勝ちたいというのが「モナコグランプリ」です。モナコで3回以上優勝したドライバーは「モナコマイスター」と呼ばれます。レース中に3500回以上のシフトチェンジが必要とされ、かつてのマニュアルミッションの時代には勝つのが相当難しいコースとして知られていました。
モナコでの最多優勝は6回のアイルトン・セナ、5回が先述のグラハム・ヒルとミハエル・シューマッハ、4回がアラン・プロスト。現役F1ドライバーで優勝経験があるのはルイス・ハミルトン(3回)、フェルナンド・アロンソ(2回)、マックス・フェルタッペン(2回)、セルジオ・ペレス(1回)、シャルル・ルクレール(1回)、ランド・ノリス(1回)と僅か6人だけです。
ガードレールに囲まれたストリートコースではオーバーテイクが極端に少なく、昨年まではF1マシンが大型化していたため、余計に抜きづらい状況でした。ほとんど順位が変わらない退屈な展開のレースになることが多いため、近年はF1のカレンダーから外れるのではないかという話も出ているほどです。数多くのオーバーテイクを産んでいる今季のマシンではどうでしょうか。
ただ、モナコグランプリは接戦のビッグバトルを楽しむというよりも、ドライバーとしての速さを楽しむレースです。過去20年間のワールドチャンピオンドライバーにモナコで優勝できなかったドライバーは誰一人居ませんから、モナコで勝つこと=チャンピオンへの条件といえるでしょう。
そんなモナコの名勝負はFOD F1™︎プランの「プロコース」「チャンピオンコース」に付随する「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」のアーカイブ映像で楽しむことができます。
歴史に残る名勝負となったセナvsマンセル

モナコ最多勝のアイルトン・セナが記録した6勝の内の一つ、1992年「モナコグランプリ」は今もモナコの時期になると必ずSNSで紹介される、歴史に残る名勝負となりました。
セナが乗った「マクラーレン・ホンダ」は前年まで圧倒的な強さを誇っていましたが、1992年はアクティブサスペンションなどコンピューターが介入する技術や車体の空力面を武器に優位に立った「ウィリアムズ・ルノー」に対して、完全な劣勢に追い込まれました。ナイジェル・マンセル(ウィリアムズ)が開幕から5連勝を達成。モナコでも開幕から6戦連続のポールポジションを獲得したマンセルはレース終盤まで首位を走行。悲願のモナコ優勝まであと一歩まで迫ったところ、残り8周でタイヤトラブルが発生して緊急ピットインを強いられます。
ここでトップに立ったのがアイルトン・セナ(マクラーレン・ホンダ)でした。新品タイヤに交換したマンセルはセナを猛追。残り3周で、完全にセナのテールに喰らいつくまでに追いつきました。そこからファイナルラップに至るまでの大接戦、セナの必死のブロックが見どころです。
日本では当時実況を務めたフジテレビの三宅正治アナウンサーの「ここはモナコ、モンテカルロ、絶対に抜けない」という名実況で盛り上がりました。これは神格化され、没後30年を過ぎてもドライバーとして尊敬されるセナの名レースの一つです。
「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」はF1がグローバルに展開する配信事業であるため、さすがに当時の三宅アナウンサーの実況は聞けませんが、その迫力バトルはサーキットノイズ音声で充分に伝わるものがあります。フルレース映像は存在しませんが、ロングハイライト映像で楽しめます。おそらく当時、日本で放送されなかった表彰式後の記者会見映像が入っており、モナコの優勝を逃して憔悴したナイジェル・マンセルのインタビューシーンも全編見ることができます。
モナコでF1キャリア唯一の勝利を飾ったドライバー

ランド・ノリスが優勝した昨年のモナコは20台中18台が完走し、完走率は9割。予選トップ10の内、順位を落としてノーポイントとなったのはフェルナンド・アロンソだけでした。近年のモナコではマシントラブルでリタイアするドライバーが非常に少なく、多重アクシデントさえ無ければ、番狂せが起こりづらいレースになっています。
しかし、1990年代まではマシンへのメカニカルな負担が大きなコースであることから、リタイアするマシンが多く、完走率が非常に低いレースの一つでした。最終的にチェッカーを受けたのが僅か3台だったというレースが1996年の「モナコグランプリ」です。このレースは「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」でフルレース映像が残されています。
ウェット路面でのスタートとなったこのレースで優勝したのはオリビエ・パニス(リジェ・無限ホンダ)。13番手からのスタートだったにも関わらず、次々にトラブルやアクシデントでライバルがレースを戦線離脱する中、オリビエ・パニスはレース戦略も功を奏してジャイアントキリングを達成しました。無限ホンダエンジンにとっても初優勝となり、誰もが予想できない大金星を獲得したのです。
当時のフルレース映像にはチェッカー後のウイニングランで、モナコのハーバーに停泊する船が汽笛を鳴らしてウイナーを讃えるシーンが残されています。これ自体は昔からの伝統なのですが、さすがに最後まで走ったのが3台だけということで、汽笛がかなり大きな音で聞こえてきます。
史上稀に見る大金星をあげたオリビエ・パニスはその後も「プロスト」「BAR」「トヨタ」のドライバーとして活躍しますが、F1での優勝はこの1回だけ。唯一の優勝がモナコというのも珍しいケースです。今の時代のモナコではこのような波乱の展開は起こりづらいですが、マシンもドライバーも必死になって厳しいモナコで耐えて頑張っていた時代を表すレースですので、ぜひ「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」のアーカイブで体感してみてください。
「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」で過去のモナコグランプリを楽しもう!
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