【F1™︎ 2026】セナを下してティフォシが熱狂!「F1®︎ TV」アーカイブで蘇るイタリアグランプリ名勝負!

F1 【F1™︎ 2026】セナを下してティフォシが熱狂!「F1®︎ TV」アーカイブで蘇るイタリアグランプリ名勝負!
「F1世界選手権」に唯一初年度から参戦するチームが「フェラーリ」です。スポーツカーの代名詞ともいえるくらい誰もが知っているイタリアの自動車ブランドでもありますが、「フェラーリ」のルーツはF1をはじめとするレーシングチームとしての活動です。「フェラーリ」にとって地元イタリアグランプリはある意味、モナコよりも重要なレース。

「フェラーリ」は黄金期と低迷期を繰り返していて、長く勝てない時期が続くことも多くありました。しかしながら、サーキット中をティフォシ(熱狂的なフェラーリファン)が埋め尽くすイタリアだけは特別で、「フェラーリ」は奇跡的な優勝でファンを熱狂させてきました。FOD F1™︎プランの「プロコース」「チャンピオンコース」に付随する「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」のアーカイブ映像では、かつてのイタリアグランプリ名勝負が多数収録されていますので、ぜひ過去のイタリア、モンツァサーキットでのレースをゆっくり楽しんでみてください。

フェラーリが地元で1-2、熱狂的なファンの大声援はまさに革命のよう

まず、最初にオススメしたいのが、1988年のイタリアグランプリです。こちらは実況やテロップ等が入っていないレース映像のみですが、その分、観客の大歓声が聞こえてくる迫力の映像になっています。当時のF1はエンジン単体で1000馬力を超える出力を絞り出すターボエンジン全盛の時代でした。自動車メーカーが作る強力なターボエンジンが無いと勝負できない時代でしたが、自動車メーカーは徐々に撤退し、ターボエンジン最後の年となった1988年はフェラーリとホンダだけがワークス体制のターボエンジンを供給していました。

1988年はホンダのエンジンを搭載する「マクラーレン・ホンダ」のアラン・プロストとアイルトン・セナが全16戦中15勝を飾った圧倒的なシーズンだったのですが、同チームの唯一の負けレースとなったのがイタリアグランプリです。予選でも「マクラーレン・ホンダ」がフロントローのグリッドを独占。レース序盤からこの2台が圧倒的な差で逃げていきます。しかし、レース中盤にアラン・プロストがエンジントラブルでリタイア。そしてレース終盤には首位を走ったアイルトン・セナが周回遅れのマシンと接触してしまいます。

セナのマシンは再スタートできず、これでトップに立ったのが2位、3位を走っていた「フェラーリ」のゲルハルト・ベルガーとミケーレ・アルボレートです。セナのリタイアに観客席のフェラーリファン達は熱狂。赤いフェラーリの跳ね馬フラッグを猛烈に振り、熱狂する姿はまるでベルリンの壁崩壊かのような、革命が起こった時のようです。これ本当にすごいのでぜひ見てください。圧倒的な負けレースが続いていた「フェラーリ」の奇跡的な勝利。それでもモンツァに集まったイタリアの大観衆。日本ではホンダの活躍にF1ブームが起こっていましたが、世界的には退屈なF1だったシーズンだったと思います。このフェラーリファンが熱狂するシーンに、当時の日本のファンは大きな刺激を受けたのではないでしょうか。母国のメーカー&チーム、ドライバーを応援するF1のナショナリズムや文化を感じた瞬間だったでしょう。日本のF1応援スタイルやF1ブーム期の盛り上がりに大きな影響を与えたのは間違いありません。

当時は強烈なパワーのターボエンジンで、まさにドライバーが「ぶっ飛ばす」時代。コンピューターの介入はほとんどなく、パワステやパドルシフトもない中、モンスターマシンを限界まで操るドライバー達の命知らずな走りも、今のF1から比べると時代を感じます。

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雨のジェイアントキリング!ベッテルがトロロッソで初優勝!

続いては、時代が20年飛んで2008年のイタリアグランプリです。この当時は多数の自動車メーカーがF1に参入した時代で、エンジンサプライヤーとしてホンダ、トヨタ、ルノー、メルセデス、BMWが参戦していたメーカー大激戦の時代です。このレースの主役は、後に4度のワールドチャンピオンに輝くセバスチャン・ベッテル。レッドブルからその才能を見出されたベッテルは「BMWザウバー」にレンタル移籍という形でリザーブドライバーを務めていましたが、2007年のシーズン途中から、レッドブルのジュニアチーム「トロロッソ」に移籍しました。

「トロロッソ」は現在のレッドブルジュニアチームである「レーシングブルズ」のルーツとなるチームですが、当時は今では考えられないくらいチーム規模は小さく、戦闘力も低いチームでした。元々はミナルディというイタリアのプライベートチームをレッドブルが買収してできたチームであり、ミナルディはずっとテールエンダーの弱小チームでした。当時は本家「レッドブル」自体もまだそれほど強くなく、「トロロッソ」はあくまでジュニアドライバーに経験を積ませるためのチームでした。

そんなチームのドライバーが雨のモンツァで、巨大自動車メーカーが多額の資金を投入するワークスチームを差し置いて、ポールポジションを獲得したのです。「トロロッソ」はシーズン途中から本家「レッドブル」のノウハウが投入されたニューマシンを投入。成績は「レッドブル」に肉薄していきましたが、ほとんどの好結果を持ち帰っていたのが新進気鋭の若手、セバスチャン・ベッテルでした。2008年イタリアグランプリは雨の中、セーフティカースタートとなり、スリッピーなコンディションでレースが始まりますが、ベッテルはずっと他を寄せ付けない速さで独走。メーカーワークスチームの経験豊富なドライバー達が難しい路面に苦戦する中、ポールポジションからの独走優勝は衝撃的でした。誰もが彼はいつの日かワールドチャンピオンになると思った瞬間でした。

ウイニングランでの無線交信をイタリア語と英語で行っていることからも、このチームがまだイタリア色の強いチームだったことが伺い知れます。それから12年後、2020年には「アルファタウリ」に名称を変えた同チームのピエール・ガスリーがイタリアグランプリで優勝。パワー重視の高速サーキット、モンツァですが、こういったジャイアントキリングや番狂せが起こることも多々あるのが面白いところです。

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マクラーレンが9年ぶりの優勝。ノリスは2位でも大喜び

モンツァでの番狂せは主に長いストレートの後の第1シケインでのブレーキング勝負で起こります。ブレーキング勝負の後にやってくる狭いシケインはアクシデント多発地帯。スタート直後は行き場を失い、接触からグラベルストップ、即セーフティカー導入となる可能性が高いスポットです。F1ではスタート直後の多重クラッシュは少ないものの、一対一でのブレーキング勝負では意地の張り合いで接触となってしまうケースが時々起こります。その代表例が2021年のイタリアグランプリ。この年、最後まで1ポイント差のチャンピオン争いを繰り広げることになったルイス・ハミルトン(当時メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が接触をしてしまい、フェルスタッペンがハミルトンのマシンに乗り上げ、両者共にグラベルストップになってしまいました。この当時はまだコロナ禍で、F1関係者はマスクを着用していた時代です。大声を出してはいけない時代でしたが、衝撃的なシーンに観客席からは大きな驚きの歓声が上がりました。

この接触により、レースリーダーの主導権を完全に握ったのはダニエル・リカルド(当時マクラーレン)。「マクラーレン」はホンダとのパートナーシップの失敗から長い低迷期にあり、2021年からメルセデスのパワーユニットを獲得して復調の兆しがありました。そしてモンツァではスプリント予選レースで3位につけたリカルドが繰り上がりでフロントロースタートを獲得。スタートに成功して序盤からリードを築いていました。そして2位を走ったのは参戦3シーズン目となるランド・ノリス(マクラーレン)。リカルドから1秒差近くまで追い詰めましたが、最終的にはリカルドが優勝し、ノリスが2位でフィニッシュ。長い低迷期にあった「マクラーレン」がなんと9年ぶりに優勝を記録。しかも1-2フィニッシュを達成したのです。

これがダニエル・リカルドの最後の優勝となりましたが、「マクラーレン」にとっては復活に向けての大きな一歩。1.7秒差で敗れたノリスは悔しさを滲ませるどころか、無線では自身のベストリザルトとチームの1-2フィニッシュに大喜びしています。チャンピオンを獲った今ならそんなことはないはずですが、この時はまさに上昇気流に乗る歓喜の瞬間だったわけです。その後、ノリスは「マクラーレン」のエースとして君臨し続け、人気ドライバーへとのし上がっていきましたが、優勝は2024年までお預けに。ただ、再びメルセデスとタッグを組んだ「マクラーレン」にとって躍進へのターニングポイントになったことは間違いなく、今の時代のF1の勢力図につながる重要なレースとなりました。ノリスファン、マクラーレンファンの皆さんは、改めて「F1®︎ TV」のフルレース映像でその活躍を振り返ってみてはいかがでしょうか。

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「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」で過去のイタリアグランプリを楽しもう!

2026年、FODでのF1配信開始とともに、日本初上陸となる「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」との連携がスタート!対象コース(プロコース/チャンピオンコース)にご登録いただくことで、F1公式の動画サービス「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」をご利用いただけます。

「F1®︎ TV Pro、F1®︎ TV Premium」では全セッションのライブ中継はもちろん、全22台のコックピットに潜入できるオンボードカメラや、緊迫のチーム無線まで…。さらに、過去50年分のアーカイブ映像も網羅し、往年のF1ファンから今シーズン、新たにF1の世界に飛び込む方にまで楽しんでいただけるプレミアムなサービスです。

©Getty Images