なにわ男子・藤原丈一郎主演のドラマ『ロンダリング』。本作は、この世に恨みを残して亡くなった人々の“死者の声”を聞くことができる特殊能力を持つ主人公・緋山鋭介(藤原)が、その能力を使って社会の闇に葬られ、誰にも知られることのなかった人々の“非業の死”の真相を突き止めていく新感覚のヒューマン・サスペンスです。今回は、物語が大きく動き出した第4話までを振り返り、今後の見どころに迫っていきます。
これまでの物語と注目ポイント(第1話~第4話)
第1話
売れない俳優・緋山鋭介は、死者の声が聞こえる能力に苦しんでいました。そんな彼の能力に目をつけたのが、アマミ不動産の天海社長(大谷亮平)。事故物件に緋山を一時的に住まわせ、次の住人のために実績を作る「不動産ロンダリング」という仕事を依頼します。こうした不動産業界の裏事情を絡めながら、新感覚のヒューマン・サスペンスがスタートを切りました。
第2話
天海社長に命じられ、緋山は故郷・大阪へ。しかし彼を待っていたのは、ゴミ屋敷と化した放置物件でした。ここで緋山は、この物語の大きな謎となる白骨死体を発見します。そしてもう一つの出会いが、謎の男P.J.(橋本涼)。彼が緋山に向ける意味ありげな視線は、今後の波乱を予感させます。
第3話
大阪での初ロンダリング案件は、心霊現象に悩んでいるというキャバクラ嬢からの依頼。緋山は部屋で事件の真相に迫る女性の叫びを聞き、依頼を解決に導きます。一見、この回で完結したかに見えたこの事件が、実は大きな謎への入り口となっていました。
第4話
ゴミ屋敷の“女の声”が、第3話のマンションについて「私、ここにいた」と語り、緋山は混乱。この繋がりを知ったP.J.は表情を一変させ、なぜか緋山と共にマンションへ乗り込みます。彼の行動から、白骨死体の謎とマンションの部屋に隠された過去が、いよいよ結びつき始めました。
物語の鍵を握る3つの謎
1. 謎の男「P.J.」の正体と目的
報道されていないはずの白骨死体のことを知っていたP.J.。彼の正体は、白骨死体の関係者なのか、あるいは事件を追う別の立場なのか、依然として謎に包まれています。確かなのは、彼が白骨死体の足跡を追っており、そのために緋山に近づいたということ。彼の存在が、物語を大きく動かす起爆剤となるのでしょうか。
2. ゴミ屋敷の白骨死体とマンションの部屋
なぜゴミ屋敷に白骨死体があったのか?そして、その霊はなぜマンションの部屋に「いた」と語ったのか?全く別の場所で起きた二つの出来事が繋がったことで、一つの隠された事件の輪郭が浮かび上がってきました。緋山の相棒的存在である夏凜(菅井友香)による過去の調査で、新たな事実が判明するかもしれません。
3. 天海吾郎の真意
常に冷静に緋山を導く社長の天海。彼は緋山に最初の依頼をする際に、緋山の能力を「祝福」と呼びました。その真意とは何でしょうか。単なるビジネスとして事故物件を扱う裏に、何か個人的な目的が隠されている可能性も。彼の落ち着いた物腰の奥には、まだ見えない思惑が秘められていそうです。
ドラマ『ロンダリング』今後の見どころ
1. 新たなロンダリングと“黒いモヤ”の脅威
第5話の舞台は、解体直前の共同住宅。そこでは現場に出入りした解体業者が一人残らず原因不明の体調不良で倒れ、なかなか工事が進んでいませんでした。夏凜と共に調査に向かった緋山は「ここが俺たちの居場所だ」「ここにいたい」と訴える老人の声を聞き、夏凜も不気味な“黒いモヤ”に覆われた部屋などを見ており、これまでとは違う危険な気配が漂います。緋山たちの能力は、この新たな脅威にどう立ち向かうのでしょうか。
2. P.J.の本格介入で謎は解明されるか?
緋山のロンダリングに、いよいよP.J.が本格的に関わってきます。彼の持つ情報が加わることで、白骨死体の身元や事件の真相は明らかになるのか。それとも、彼の行動がさらなる混乱を招くのか、その一挙手一投足から目が離せません。
3. 緋山の成長と選択
様々な魂の声に触れ、事件の渦中へと足を踏み入れた緋山。自身の能力と向き合い、人として、そして俳優としてどう成長していくのか。今後、P.J.と天海、異なる立場の二人の間で、彼がどんな選択をするのかも大きな見どころです。
サスペンスとヒューマンドラマが絶妙に絡み合う『ロンダリング』は、毎週木曜深夜にカンテレ・フジテレビ系にて放送中。FODでは、カンテレ放送後に次回放送分をプレミアム先行配信中で、第1話からこれまでのストーリーも見ることができます。気になる方はぜひFODでチェックしてください。
◇ドラマ『ロンダリング』概要
タイトル | 『ロンダリング』 |
放送日時 | 毎週木曜深夜にカンテレ/フジテレビ系で放送 地上波放送後、FODにて最新話を追加+次回放送話を最速配信 |
キャスト | 藤原丈一郎/菅井友香/橋本涼/久保田磨希/大谷亮平 |
スタッフ | 脚本:古家和尚 演出:髙野有里/西村美保 |
URL | https://fod.fujitv.co.jp/title/80ny/ |