多くの視聴者が見守る中、いよいよ感動の最終回を迎えようとしている木村文乃主演ドラマ『愛の、がっこう。』。SNSでは放送のたびに大きな反響があり、その中で特に注目を集めているのが、Snow Manのラウールが演じるホスト・カヲルです。
彼がこのドラマで体現しているのは、単に美しい青年というだけではありません。識字に困難を抱えながらも懸命に生き、不器用ながらもまっすぐに人を愛そうとする、複雑で奥行きのある人物像です。
今回、最終回を目前に控えた今、カヲルという役を通して見えてくる彼の魅力の軌跡を振り返るとともに、俳優としてのさらなる一面を発見できるFOD配信中の映画2作品を紹介します。
【『愛の、がっこう』プレイバック】カヲル(ラウール)の魅力、3つのポイント
なぜカヲルというキャラクターは、主人公・愛実(木村文乃)だけでなく、視聴者までもこれほどまでに惹きつけるのでしょうか。物語を振り返りながら、その魅力に迫ります。
①自信と脆さのギャップ
物語の序盤、カヲルは自信に満ちたカリスマホストとして登場しました。しかし、教師である愛実と関わるうち、識字に悩み、助けを求める純粋な一面が明らかになります。屋上の“秘密の教室”で、少しずつ文字を学んでいく彼の健気な姿は、多くの視聴者の心を掴みました。自信に満ちた表の顔と、時折見せる脆さ。このギャップこそ、カヲルというキャラクターが持つ大きな魅力の一つと言えるでしょう。
②まっすぐで純粋な愛情表現
カヲルの魅力は、そのストレートな愛情表現にもあります。特に印象的だったのが、「先生は俺のことが好きなんだよ」「俺もそうだから」という飾らない告白(第5話)や、周囲に反対されながらも気持ちを伝えようとした、校門越しの切ないシーン(第6話)です。彼の言葉には駆け引きがなく、だからこそ純粋さが際立ち、多くの視聴者の胸を打ちました。
③守られる存在から、守る存在へ
当初は愛実に「教えられる」立場だったカヲルは、物語が進むにつれて、彼女を守ろうとする存在へと成長していきます。自らが傷つくことを厭わず、愛実を心配させまいとする強さや、高熱の彼女を静かに看病する優しさ(第8話)も見せました。彼が背負う困難や切なさが、ラウール自身の持つ儚い雰囲気と重なり、キャラクターに深みを与えています。二人が迎える結末に、多くの注目が集まっています。
俳優・ラウールの表現力に触れる
『愛の、がっこう。』のカヲル役は、ラウール自身の持つピュアな雰囲気が活かされた、非常に説得力のあるキャラクターでした。
では、彼が完全にフィクションの世界、つまり“マンガのキャラクター”そのものを演じた時、どのような表現を見せるのでしょうか。その答えの一端が、FODで配信されている彼の主演映画に見られます。カヲルという役柄を通して彼の表現力に触れた今だからこそ、これらの映画はまた新たな視点で楽しめることでしょう。
俳優ラウールの魅力に触れる主演映画2選【FODで配信中!】
①『ハニーレモンソーダ』
少女漫画を原作とした、王道の学園ラブストーリーです。ラウールが演じるのは、レモン色の髪がトレードマークの学校の人気者・三浦界。カヲルとはまた違う、爽やかで優しいヒーロー像を体現しています。『愛の、がっこう。』の切ない展開に心を揺さぶられた後に、この作品で学園ラブストーリーのときめきに浸ってみるのも良いかもしれません。
②『赤羽骨子のボディガード』
こちらも漫画原作ですが、今度は学園アクション作品。ラウールが演じるのは、クラス最強のボディガードとしてヒロインを守るヤンキー高校生・威吹荒邦。カヲルが見せた「守るための強さ」を、ダイナミックなアクションという形で表現しています。俳優としての彼の新たな一面を発見できるでしょう。
『愛の、がっこう。』物語の行方は?ラウールの魅力をFODでさらに深く
いよいよ訪れる、愛実とカヲルの物語の結末。そのクライマックスを前に、改めて彼の魅力の軌跡を振り返ってみました。最終回を見届けた後には、俳優・ラウールのさらなる魅力をFODで探求するのも一興です。『ハニーレモンソーダ』と『赤羽骨子のボディガード』の世界では、また違う輝きを放つ、彼の姿に出会えるのではないでしょうか。
『愛の、がっこう。』(C)フジテレビ
『ハニーレモンソーダ』(C)2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(C)村田真優/集英社
『赤羽骨子のボディガード』(C)丹月正光/講談社 (C)2024 映画「赤羽骨子のボディガード」製作委員会