2026年8月27日に放送されたドラマ『ラストノート』第8話。ついに結ばれ、共に前へ進むことを決意した葵(内田有紀)と澄晴(寺西拓人)ですが、二人の前には「年齢差」や「周囲の愛憎」という現実が容赦なく立ちはだかります。
今回は、周囲からの反対や元夫からの揺さぶりに対し、葵が静かに、けれどはっきりと自分の意志を貫く姿が印象的なエピソードでした。新たな一歩を踏み出した澄晴と、二人に訪れる予期せぬ知らせなど、第8話の展開を振り返ります。
莉奈との対峙。「30の男の未来を背負えるの?」切実な訴えと葵の決意
前回、葵の職場に乗り込んできた莉奈(桜井日奈子)。第8話の序盤では、そんな莉奈と葵が真っ向から対峙するヒリヒリとしたシーンが描かれました。
これまで年齢や立場を理由に多くのことを飲み込み、諦めてきた葵が、「ごめんね。でも、大人だからって、いろいろ諦めるの、もう辞めたいって思ってて」と自分の気持ちを素直に伝えます。
しかし莉奈は「私は澄晴と結婚とか、東京離れて地方に住むとか、いろんな未来を想像してた。彼が望むならどこまでもついていく気だった。あなたは?背負えるの?今から。30の男の未来を」と訴えかけます。
澄晴との未来を誰よりも真剣に思い描いていたからこそ、愛する人を失う悲しみから「現実見て、諦めてよ。大人なんだから」と葵に迫る莉奈。
もう自分の心に嘘はつかないとはっきりと宣言する葵と、莉奈の痛切な問いかけ。それぞれがもつ澄晴への想いがぶつかり合う、非常に見応えのあるシーンでした。
毒父の告白と、元夫・創からの牽制
一方で、澄晴にも試練が続きます。二人の交際を猛反対する父・眞澄(佐々木蔵之介)は、優子(坂井真紀)とともに葵の部屋まで押しかけ「澄晴とは別れてください」と頭を下げます。さらに眞澄は「俺はもう長くないんだ」と自身の余命が僅かであることを告白。しかし、過去に母の死に際してつかれた嘘がトラウマになっている澄晴は、「ここまで最低だとは思わなかった」と父を激しく拒絶し、冷たく追い出してしまいます。
さらに澄晴を追い詰めたのは、葵の元夫・創(徳井義実)でした。創は澄晴に対し、「50歳の女性と付き合うのは簡単なことではない」「恋人と綺麗に別れることすらできない君の経験値では心配だ」と痛烈な言葉をぶつけます。莉奈が葵の職場に乗り込んだことすら知らされていなかった澄晴は、自分の未熟さと無力さを思い知らされ、激しく落ち込んでしまうのでした。
「彼と一緒に生きていきたい」元夫の提案を一蹴する葵
澄晴が自信を喪失しかける中、創は葵に対し「大阪の営業所に転勤希望を出そうと思っている。一緒に来ないか」と、復縁を前提とした同居を提案します。親の介護を見据え、穏やかな暮らしを提示する創の言葉は、現実的で安定した選択肢でした。
しかし、葵の心は少しも揺らぎません。
「私、彼のことも、香りの仕事も、諦めない。この年で何をどこまでできるかはわからない。でも、私は彼と一緒に生きていきたい」
きっぱりと復縁を断り、澄晴と共に歩む未来を選び取った葵。その迷いのない瞳と、自分の人生を切り拓こうとする力強い姿が印象的でした。
今後の注目ポイント:プロへの挑戦と、一本の悲報
葵の深い愛情と親友・龍太(草川拓弥)からの言葉を受け、再び前を向いた澄晴。彼は恩師の絵画教室でアシスタントとして働き始め、ついにプロへの登竜門であるコンペティションに挑戦することを決意します。
「俺が、自分の未来にワクワクできる日が来るなんて」と、かつての詐欺師時代には見せなかったような晴れやかな笑顔を見せる澄晴。二人の未来はついに明るい光に包まれたかのように見えました。
しかし、ラストシーン。眞澄が倒れる不穏な場面で終わりました。「長くない」という眞澄の言葉は、決して嘘ではなかったのです。愛する人との未来を描き始めた矢先に突きつけられた、肉親の死という重い現実。この悲報が二人の関係にどのような影響をもたらすのか、いよいよクライマックスへと向かう第9話も『ラストノート』から目が離せません。
(文・FOD INFO編集部)
◆『ラストノート』第9話 あらすじ
一瀬葵(内田有紀)と樋口澄晴(寺西拓人)は周りの言葉によって関係を見失いそうになっていたが、改めてお互いを、自分を信じると誓い合う。絵画のコンペに挑戦することになった澄晴と、花の香りが分かるようになった葵。お互いの人生に希望の光が差す中、澄晴は落ち着いたら旅行に行こうと提案する。
一方、樋口眞澄(佐々木蔵之介)はホスピス病棟に入院していた。そのことを知っている佐川優子(坂井真紀)は澄晴に話すべきだと言うが、眞澄はそれを拒否する。
就職活動に励むもなかなかうまくいかない龍太(草川拓弥)は、好きな人がいると澄晴に打ち明け、仕事が決まったら彼女に告白しようと思っていると話す。一方、木嶋莉奈(桜井日奈子)は、感情にまかせて葵の会社に行ってしまったことを後悔し、龍太に言われた言葉について考えていた。
◆『ラストノート』概要
| タイトル | 『ラストノート』 |
| 放送日時 | 毎週木曜22時~ |
| スタッフ | 脚本:的場友見 演出:相沢秀幸、中前勇児 プロデュース:三竿玲子 制作・著作:フジテレビ |
| キャスト | 内田有紀、寺西拓人/ 坂井真紀、桜井日奈子、草川拓弥、徳井義実、佐々木蔵之介 ほか |
| URL | https://www.fujitv.co.jp/lastnote/(公式サイト) |
credit:『ラストノート』(C)フジテレビ