フジテレビにて放送中の新ドラマ『ロンダリング』。カンテレとFODの共同制作となる本作は、“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ売れない俳優・緋山鋭介が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する、ホラー要素のある社会派ミステリードラマです。

主演を務める藤原丈一郎がこの世に恨みを残す死者の声が聞こえる主人公・緋山を演じ、そんな緋山の相棒的存在で「アマミ不動産」大阪支社の社員・蒼沢夏凜を菅井友香が演じることに。緋山と蒼沢がタッグを結成し、様々な曰く付き物件のロンダリングを通して社会の闇に立ち向かう姿が描かれていきます。

今回は、地上波連続ドラマ初単独主演を務める藤原丈一郎と、菅井友香にインタビュー。作品の魅力について伺いました。

【インタビュー】『ロンダリング』藤原丈一郎＆菅井友香

“特殊な能力”を持つ主人公を演じる藤原は「（緋山は）幽霊の声が聞こえるという能力があるんですけど、それを全然プラスに捉えてなくて。さんざん踏んだり蹴ったりの人生を送っている中で色々な人と出会い、社会の闇を一緒に暴いていきます」と自身の役について語り、蒼沢役を演じる菅井は、「蒼沢夏凜はアマミ不動産で働いている女性で、何かおかしい場所や異変がある場所を色で認識できる能力を持っています。そんな中、緋山くんと出会って、一緒に色んな事故物件の謎を解いていく役柄です」と教えてくれました。

緋山を演じるにあたり、自分との共通点があったという藤原。「自分で言うのもなんですけど、僕もすごいピュアというか真っ直ぐなんですよ、めっちゃ！」と力強くアピールすると、菅井から思わず「自分で言うんですね!?（笑）」という突っ込みが。

一方、菅井は「素の菅井と夏凜は対照的」と言います。「例えば、夏凜は舌打ちとかをするんですけど、台本で見た時に『練習しなくちゃ！』と思って。舌打ちをいっぱい練習しました」と振り返りました。そして、舌打ちの練習にあたり、「（藤原に）けっこう教えてもらったりもしました」と明かし、実際に菅井が舌打ちを披露してくれました。

藤原は「俺が普段めっちゃ舌打ちしているみたいになる（笑）」と少し焦った様子を見せつつ、練習の成果が活かされた舌打ちに「おお～」と思わず拍手。「ちょっと水分をためるといいって教えてもらいました」と話す菅井に、「めっちゃ恥ずかしい！俺ドラマで何を教えてんねん（笑）」と照れ笑いを見せました。

『ロンダリング』の見どころについて伺うと、菅井は「（撮影場所が）廃墟とか、本当に使われてない物件だったので、そういうのを見るとすごく鳥肌が立ったりします」とコメント。藤原も、「雰囲気がまずちょっと怖いんですよ。そこを美術さんがより怖くさせるんです、スモークとか焚き出して。ホンマにお化け屋敷にいる感じでした」と、作品の雰囲気をさらに盛り上げるプロの仕事を明かしました。

最後に、藤原と菅井から視聴者へ、「撮影場所も関西ということで、僕が生まれ育った場所で作れたのが、本当に幸せな気持ちでいっぱいです。楽しんで見ていただけたらと思います！」（藤原）、「夏の夜に少し冷んやりしながら一緒にドキドキして、謎を一緒に紐解いていっていただけたら嬉しいです！」（菅井）とメッセージをいただきました。

ドラマ『ロンダリング』は、毎週木曜日深夜2時15分よりフジテレビほかにて放送中。FODでは、地上波放送直後から1週間の独占先行配信を行っています。先が読めないドラマの展開を、誰よりも早く楽しんでみてはいかがでしょうか。

◇ドラマ『ロンダリング』概要