【ネタバレ】『波うららかに、めおと日和』寝ている瀧昌をこっそり採寸…ドキドキの夜と「共犯になろう」に込めた切ない覚悟

フジテレビ系「木曜劇場」で放送中(毎週木曜よる10時)のドラマ『波うららかに、めおと日和』。芳根京子演じる江端なつ美と、本田響矢演じる帝国海軍士官・江端瀧昌の結婚2年目を迎える夫婦の日々を重ねていく恋物語です。10月22日放送の第2話では、夜中に突然訪ねてきたなつ美の妹を巡るエピソードをきっかけに、2人の穏やかな毎日にも、戦争の影がはっきりと差し込みます。笑えて、ときめいて、最後は切なくなる回でした。

※この記事は『波うららかに、めおと日和』第2話のネタバレを含みます。まだご覧になっていない方はご注意ください。

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第2話の見どころ

家出してきたふゆ子が、本当は言えずにいたこと
寝ている瀧昌を、なつ美がこっそり採寸する夜
結婚式の帰り道、千人針を目にして自分を責めるなつ美
瀧昌が「共犯になろう」となつ美に伝えた思い

「みんな嘘つき」…ふゆ子が抱えていた不安

夜中に江端家を訪ねてきたのは、なつ美の妹・ふゆ子(小川彩)。姉のはる江(森カンナ)と喧嘩したと言って泊まり込み、慣れない家事で味噌汁をこぼしてはしょんぼり。やがて慰問袋に入れる防寒着の作り方を教えてほしいと頼んだことから、幼なじみの瀬田準太郎(小宮璃央)が出征したことが明らかになります。「ささっと勝って、ささっと帰ってくるよ」と笑った瀬田は、「また会えるよね?」という問いに「元気でね」としか返しませんでした。

迎えに来た家族の「祝い事なのよ」「笑顔で送り出すべきよ」という言葉、そして姉の励ましに、ふゆ子はとうとう「みんな嘘つき!」と叫びます。勉強を教えてもらったこと、「また明日」と別れた帰り道。当たり前だった日常が突然失われた怖さを、いちばん分かってくれるはずのなつ美にまで軽く返されたように感じたのかもしれません。あの叫びは、わがままというより、行き場のない不安があふれた声だったのだと思います。

そこへ母・さつき(紺野まひる)が「なつ美も感じてるの。ふゆ子と同じような不安や恐怖を」と静かに語りかけます。なつ美の笑顔は、不安を飲み込んだうえで選んだものなのだと。そのうえで「母様の前ではいくらでも愚痴を言っていいし、泣いたっていいの」。ふゆ子の涙も、なつ美の笑顔も、根っこにあるのは同じ不安なのだと分かって、胸が熱くなりました。

寝ている瀧昌を“こっそり採寸”…2人の心の声が大忙し

ふゆ子が帰ったあと、なつ美は以前(ふゆ子が)破いてしまった瀧昌のシャツを新しく仕立てようと思い立ちます。「ピッタリのものをこっそり作って渡したい」と、寝ている夫・瀧昌の採寸に挑戦。腕の太さに驚き、喉仏に目を奪われ、「ってこれじゃ夜這い!?」と心の中で大慌てです。

一方の瀧昌も、腹の上の重みで目を覚まして「まさか、夜這い!?」と混乱し、海軍五省を唱えて平静を保とうとします。2人の心の声が交互に重なるこの場面は、思わず声を出して笑ってしまいました。秘密の採寸がばれて真っ赤になるなつ美に、瀧昌は「向かい合った方が測りやすいだろ」と腕を広げます。心の声は「これくらいはやり返さないと割に合わない」。硬派な瀧昌なりの反撃が、なんともかわいらしくてたまりません。この一連のやりとりは、ぜひ映像で見てほしい場面のひとつです。

千人針に気づいた帰り道、「共犯になろう」

2人は、瀧昌の同僚・深見龍之介(小関裕太)と芙美子(生田絵梨花)の結婚式に参列することに。式の前、芙美子は深見に「以前、軽口を叩いた後長く会えない時間があって後悔したので、多少は素直になろうと」と打ち明けました。いつも強気な彼女がこぼした本音からは、2人が歩んできた時間がにじんでいます。

幸せな気分のままの帰り道、瀧昌がぽつりと「千人針……」。街角で出征する人のために布を差し出す女性たちの姿に、なつ美ははっとします。ふゆ子の気持ちは自分がいちばん分かると言ったのに、浮かれて周りが全く見えていなかった、と。家に戻って「最低です」と自分を責めるなつ美を、瀧昌は隣に座らせ、「その話をするなら俺も同罪です」と語り始めます。

仲間が戦っているのに、自分は戦地に行っていないもどかしさ。それでも「穏やかな朝が、何気ない会話が、何より……なつ美さんの笑顔が見られることが嬉しかった」。そして「2人でいる間は……忘れませんか?」「共犯になろう」と語りかけます。

なつ美の「2人だけの……秘密ですね」という返事まで、甘いはずのやりとりがどうしてこんなに苦しいのでしょう。目をそらしているのではなく、いつか失うかもしれないと分かっているからこそ今を守ろうとする、そんな覚悟のようにも受け取れました。

このあと瀧昌は、(以前、館山旅行に行った際に拾った)貝殻を大切にしまっていたなつ美に、また旅行に行こうと約束します。温泉がいいかなと胸を弾ませるなつ美。けれどその夜、瀧昌は帰ってきませんでした。なつ美は寂しさを募らせ目に涙を浮かべます。寂しさをごまかすように「美味しくて涙が出そうなんて……」と言う姿に、さっきまでの幸せが急に遠ざかるような心細さを覚えました。

FODでは第1話から見逃し配信中。2人がこれからどんな時間を重ねていくのか、ぜひ見届けてください。

(文・FOD INFO編集部)

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『波うららかに、めおと日和』第3話 あらすじ

瀬田(小宮璃央)の出征という時代の波が押し寄せる一方、芙美子(生田絵梨花)と深見(小関裕太)は晴れて祝言を挙げました。日常にだんだんと暗い影が落ち始めるも、今はまだ変わらぬ日常を送っているなつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)。二度目の旅行も決まり、なつ美は行き先を考えながら心を弾ませていた。

しかし、瀧昌が夜になっても戻らない。「きっと深見さんたちと任務に出ているだけ。終わればすぐに帰ってくる」そう自分に言い聞かせるものの、募る胸騒ぎを抑えきれないなつ美は、たまらず郁子(和久井映見)を頼って柴原家を訪ねます。だが、そこにいたのは一緒に任務へ出ていると思っていた深見の姿。

「瀧昌さまは、一人で別の任務にあたってる…?もし危険な任務だとしたら……」と知る術がないからこそ、不安で、心細くて、胸が締めつけられるなつ美。見かねた郁子たちは機転を利かせるも、なつ美は改めて「帝国海軍の妻」という、どうすることもできない現実と向き合うことになります。

『波うららかに、めおと日和』概要

タイトル 『波うららかに、めおと日和』
放送日時 毎週木曜22時~22時54分
配信 地上波放送後、FODで見逃し配信
キャスト 芳根京子、本田響矢、生田絵梨花、小関裕太、咲妃みゆ、戸塚純貴、小川彩(乃木坂46)、小宮璃央/森カンナ、高橋努、紺野まひる/生瀬勝久、和久井映見 他
原作 西香はち「波うららかに、めおと日和」(講談社「コミックDAYS」連載)
脚本 泉澤陽子
音楽 植田能平
主題歌 Da-iCE『うららか』
挿入歌 BE:FIRST『夢中』
プロデュース 宋 ハナ
プロデューサー 古郡真也(FILM)、貞松瑠南
演出 平野眞、森脇智延(FILM)、國武俊文(FILM)
制作協力 FILM
制作著作 フジテレビ
URL https://www.fujitv.co.jp/meotobiyori/(ドラマ公式サイト)
https://fod.fujitv.co.jp/title/91f1/(配信ページ)

credit:『波うららかに、めおと日和』(C)西香はち/講談社(C)フジテレビ