長野凌大＆藤林泰也が『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』の仲良しエピソードを明かす！【インタビュー】

2025年10月9日(木)よりフジテレビにて放送がスタートするドラマ『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』。服飾専門学校を舞台に、超絶ピュアな主人公・千明が、ミステリアスな推しモデル“アイ”と、自然体でどこかほっとけない同級生“江永”との間で揺れ動く、ドキドキ・ジレンマ・ラブコメディです。

本作で主人公・純浦千明を演じる長野凌大さん（原因は自分にある。）と、江永歩とアイという一人二役を演じる藤林泰也さんにインタビューを実施。役作りで意識したことから、撮影現場での意外なエピソード、そしてお互いの第一印象まで、作品の魅力と共にお二人の素顔に迫りました。

【インタビュー】ドラマ『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』長野凌大×藤林泰也

――本作への出演が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

長野：まず、お芝居する機会をいただけてとても嬉しかったです。すごく有名な作品で、同時にプレッシャーはありましたが、原作のファンの方々に喜んでもらえる作品にしたいと思い、すごく頑張ろうと思いました。

藤林：ずっとアパレル系でバイトしていたこともあって、実は服飾学校に通うことも考えていたんです。うちの家系が呉服なので、自分の中で服を作ることをやってみたいなっていう一つの思いがあって。俳優という仕事の、役としてさまざまな経験をできるという面で、服飾学校の生徒という役はすごく楽しみでした。

――最初に台本を読んだ時の感想はいかがでしたか？
長野：最初に読んだ時、BLがすごく流行っている中で、他のBLとまた違うところでも戦える魅力がたくさんあると感じました。BLのラブの部分も綺麗に描かれているのはもちろん、パンクファッションだったり、2人なのに三角関係になっているのがストーリーとしてもとても面白いですし、絵としてもすごくおしゃれで、見ていて楽しいのがこの作品の魅力だなと思いました。

藤林：二役演じるということで、その演じ分けをすごく丁寧にやりたいなって言うのを思いました。同一人物ではあるのですが、視聴者の皆さんに『同じ人物に見えるな』と思われないよう、できる限り工夫をしたくて。そうすれば、視聴者の皆さんも物語により入り込めるんじゃないかと思って。2人の演じ分けっていう作業は、台本を読んだ時から大変そうだと思っていたんですけど、現場に入ってからは特に意識しつ行いました。

――ご自身の役をどのように捉え、何を意識して演じられましたか？

藤林：江永とアイは180度違うキャラクターだなと思っていたので、そこの中間を探して180度変えていくというのを自分の中でしました。作業で言うと、まず江永がどういう人か、なぜモデルとして活動しているか、そして学生としての彼との間でその中間線がどこにあるのかを探しました。

顔合わせで、本当の江永歩、学生としての江永、そしてモデルとしてのアイの3人の部分を、一番最初のアイ、一番最初の江永、千明と出会った後のアイ、千明と出会った後の江永っていう4役にしないといけないから大変だと思うと言われて。それに対応できるように、全部が交わる真ん中を探して、極端に違うところを自分の中で明白化することでメリハリをつけるように意識しました。

長野：僕は、千明のピュアさを大切にしました。アイや江永に対してもそうですけど、常にピュアなんです。ファッションを始めたきっかけもアイに憧れたからで。おしゃれをし始めて服飾学校に入り、いつかアイに服を着てもらいたいっていう純粋な気持ちが夢に変わっていくっていう、不器用だけど前に進んでいく姿を丁寧に読み解く作業をたくさんしました。

いつも作品に入る前はノートに自分の役について書くっていうのをしてるんですけど、千明に対しては、初見のピュアっていう印象だったので、それをどんどん深めていこうと。でないとアイや江永に対して、感情をもっと動かしたいのに動かない、みたいなことが起きてしまうと思ったので、ノートに書くという普段やっている作業を、いつもより時間をかけて臨みました。

――お二人の初対面の時の印象と、撮影を経て変化した今の印象を教えてください。

藤林：最初にSNSで活動を見たときは、アーティストとして活躍されていて、自分とは違う分野の方だなと感じて、無意識に少し距離を置いてしまっていたところがありました。でも、現場に入ってみると、そこにはちゃんと俳優の長野凌大という人物がいて。お芝居の話一つとっても、すごく理解があるというか。そのおかげで、意気投合もすんなりできましたし、休憩時間も一緒に本読みをし合ったりしました。熱量を持って集中力高く現場に挑んでいたので、僕もそれに引っ張られて頑張れたし、SNSだけじゃわからないご本人の魅力を感じましたね。

長野：第一印象は、クールで怖い人だったんですけど…

藤林：クールで優しい人になった？

長野：今となってはもう真逆というか。太陽みたいな、優しくて元気すぎる人です（笑）すごく優しく、僕より年上なんですけどお兄さん感を感じさせないというか。いい意味でフラットに接してくれる方で。だからこそ僕も、一瞬で仲良くなれたし、好きだなって思えたので、第一印象から嬉しい変化でした。

――本作の魅力について教えてください。

長野：他のBL作品にはない要素がたくさん散りばめられていて。2人なんだけど三角関係をずっと描いているっていう、知ってる人からするとムズムズするけど、どんどん点と点が線に繋がっていくっていうところが、見ていく中で楽しいポイントだと思います。あと、パンクファッションが丁寧に描かれていて、表面的に描くというよりも、ちゃんと詳しく描かれているので、服を作る人たちのカルチャーもしっかり描いた作品という点でBLというくくりだけでは語り切れないのが、この作品の魅力です。

藤林：作品の設定が他の作品とは一味違っていて、この作品ならではの魅力があると思います。原作のオリジナリティや構成に加えて、僕たちなりのキャラクター解釈や、現場で生まれた新しい空気感が重なって、この座組ならではの『PUNKS△TRIANGLE』になったので…原作が好きな方も見ていない方も楽しんでいただけると思います。

――撮影中の印象的なエピソードはありますか？

長野：ヤスくんが、めちゃくちゃ筋トレを頑張ってるなと思いました。こんなに筋肉に向き合ってる人、初めて見ました。

藤林：僕、オールで現場行きました。

長野：本当にそう、すごいんですよ。食生活にすごい気を遣っていて、お弁当を食べた後に、一日のPFCバランスが足りてないからって自分で足りない栄養分のご飯を買いに行って毎日補ってて。

藤林：今日、エビフライ弁当あったじゃん。それも衣を全部はがしてエビだけ食べた。

長野：マジで？本当、そういうストイックな人で、それを普段からやってるんだろうなって思いました。あと、撮影期間もすごくタイトで、夜まで撮影した後でまた次の日の朝から撮影があるって感じだったんですけど、そんな日でも彼は筋トレをしにジムに行ってから現場に来たりとか。そうしないと筋肉が落ちちゃうらしいんですよ。

藤林：僕、自分にあまり自信がないので（笑）、少しでも自信を持てるように筋トレから始めようと思ったんです。顔は変えられないけど、体は努力で変えられると思って筋トレを続けています。

長野：ストイックな方です。

藤林：それとは真反対に、めっちゃお弁当食べるよね。

長野：いや、だから僕、ちょっと反省しちゃったんですよ（笑）

藤林：でも、好きなおかずだけポンポンと食べればいいと思うんです。ちゃんと残さず本当にきれいに食べるんですよ！ 僕はエビフライの衣を残して申し訳ないなって思うしね（笑）。アーティスト活動がめちゃくちゃストイックで、早く現場が終わった日はそのままリハに行っていたり、撮影がない日もグループとしての活動をしてたので。だからこんだけ食べても太らないんだって。普段からすごく身体を動かしてるのが伝わるので、凄まじい体力だなって思いました。

長野：ありがとうございます。

――最後に、読者・視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

藤林：パンクファッションや三角関係はもちろんなんですけど、原作が好きな方や、原作の方にリスペクトを込めて、僕たちなりにできる限りの『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』の世界観を描いたので、ぜひ楽しみにしててください。そして、まだ見たことがない方もドラマと原作の見比べができて面白いんじゃないかと思うので、原作とドラマ版の両方を楽しんでください。

長野：たくさんの原作ファンの方もいらっしゃると思いますし、逆に僕たちをきっかけにBLを初めて見るって方もいると思うので、その方全員が楽しんでいただけるように、僕たちキャスト含めスタッフの皆さんたちと精一杯作り上げました。僕たちや千明くんと同じ気持ちでドキドキして、毎週楽しみにしてくれたら嬉しいです。

――ありがとうございました！

『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』は、2025年10月9日（木）深夜よりフジテレビで放送スタート。刺激的でドキドキが止まらない三角関係の行方を、最後までお楽しみください。

◇『PUNKS△TRIANGLE＜パンクス・トライアングル＞』放送・配信概要