2025年10月より放送開始したフジテレビの秋ドラマも、いよいよ最終章へ突入します。今期も多くの感動や興奮、そして考察合戦を巻き起こした話題作たちが、どのようなクライマックスを迎えるのか。各ドラマのこれまでを振り返りつつ、絶対に見逃せない終盤の見どころを一挙にご紹介します。
地上波放送後にはFODで最新話まで配信中なので、最終回前のおさらいや、見逃してしまったあのシーンも、FODならいつでも楽しめます!
- 1 沢口靖子35年ぶりフジ連ドラ主演!『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(最終回:12月15日[月]放送予定)
- 2 草彅剛主演!『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』
- 3 佐藤隆太主演!『新東京水上警察』(最終回:12月16日[火]放送予定)
- 4 水野美紀主演!『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(最終回:12月23日[火]放送予定)
- 5 菅田将暉主演!『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(最終回:12月17日[水]放送予定)
- 6 北村有起哉×仲間由紀恵!『小さい頃は、神様がいて』(最終回:12月18日[木]放送予定)
- 7 草川拓弥主演!『地獄は善意で出来ている』(最終回:12月18日[木]深夜放送予定)
- 8 宮崎美子連ドラ初主演!『介護スナックベルサイユ』
沢口靖子35年ぶりフジ連ドラ主演!『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(最終回:12月15日[月]放送予定)

沢口靖子が35年ぶりにフジテレビ連ドラ主演を果たした『絶対零度』シリーズの新章。「未然犯罪捜査班(ミハン)」から一新、今作は「情報犯罪特命対策室(DICT)」を舞台に、特殊詐欺やサイバーテロなど、形の見えない現代の犯罪“トクリュウ”に挑むサスペンスドラマです。アナログながら「人と向き合う」ことを信条とする刑事・二宮奈美(沢口靖子)と、個性的なスペシャリストたちの活躍を描きます。
巧妙化する情報犯罪に立ち向かってきたDICTですが、物語は後半に入り、国家規模の危機へと発展。第7話では大学病院へのサイバーテロが発生し、奈美自身もエレベーターに閉じ込められ、患者の命か、重要人物の命かという究極の選択を迫られました。その窮地を脱したのも束の間、第8話ではついに総理大臣・桐谷杏子(板谷由夏)の娘・カナが誘拐されるという最悪の事態が発生。犯人は「娘の命はあなた次第」と総理を脅迫し、日本中を震撼させています。
『絶対零度』最終章の見どころ
誘拐された総理の娘を巡り、犯人から突きつけられる残酷な要求。姿なき首謀者の真の狙いとは?かつて総理を救った過去を持つ奈美は、国を、そして少女を救えるのか。何重にも張り巡らされた闇の最深部に潜む真犯人との最終決戦が始まります!
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草彅剛主演!『終幕のロンド —もう二度と、会えないあなたに—』

草彅剛がシングルファーザーの遺品整理人を演じ、故人の想いを遺族に届ける感動のヒューマンドラマ。余命わずかな女性・こはる(風吹ジュン)とその娘・真琴(中村ゆり)、そして彼女たちに寄り添う樹(草彅剛)が織りなす、切なくも温かい愛と再生の物語です。
妻を亡くした遺品整理人・樹は、こはるの生前整理を通して娘の真琴と信頼関係を築いてきました。物語中盤では、こはるの“終幕”という悲しい別れが描かれましたが、その悲しみを共有することで樹と真琴の心の距離はさらに縮まりました。一方で、樹の上司・磯部(中村雅俊)の息子を含む多数の自殺者を出している巨大企業「御厨ホームズ」の闇も浮き彫りに。樹と磯部は、フリーライターの波多野(古川雄大)と共に、企業の隠蔽体質に立ち向かう決意を固めています。
『終幕のロンド』最終章の見どころ
夫・利人(要潤)の嫉妬による妨害が激化する中、樹は決定的な証拠となる売買契約書を発見。しかし、被害者の弟・陽翔が兄の死の真相を求め暴走してしまいます。動き出す集団訴訟と、それを阻む巨大権力。そして禁断の愛の行方。加速するクライマックスから目が離せません。
佐藤隆太主演!『新東京水上警察』(最終回:12月16日[火]放送予定)

日本連ドラ史上初となる「水上警察」を舞台に、警備艇で東京の海を駆け巡る大迫力のマリン・クライムエンターテインメントです。所轄一筋の熱血刑事・碇拓真(佐藤隆太)と、エリート志向の刑事・日下部峻(加藤シゲアキ)、そして天才的な操船技術を持つ有馬礼子(山下美月)らが、水上の凶悪犯罪に挑んでいます。
経歴も価値観も正反対で、当初は衝突ばかりしていた碇と日下部ですが、数々の難事件を乗り越え、互いに背中を預ける最強のバディへと成長。物語中盤では、碇が抱える「38年前の航空機事故」のトラウマや、碇の元恋人が犯人だった悲しい事件を経て結束を深めたチーム。しかし、その裏で常に不穏な動きを見せていたのが、元暴走族総長で現在は実業家の黒木(柿澤勇人)です。第8話の猟奇的な「ソラナギ事件」を経て、ついに黒木が水上署の前に立ちはだかります。
『新東京水上警察』最終章の見どころ
黒木(柿澤勇人)と共に行動する礼子の恩師・大沢。彼は敵か味方か?さらに南極観測船『海雪』で密室殺人が発生!先着した湾岸署に証拠を握られるなか、日下部はある映像に目を付けます。恩師への疑念に揺れる礼子、そして黒木の真の目的とは。最終回に向けて加速する謎とアクションに注目です!
水野美紀主演!『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(最終回:12月23日[火]放送予定)

愛する娘をママ友たちのいじめで失った母・玲子(水野美紀)が、全身整形で25歳の美女・レイコ(齊藤京子)に生まれ変わり、壮絶な復讐劇を繰り広げる衝撃のサスペンス。謎の医師・成瀬(白岩瑠姫)の協力のもと、娘を死に追いやった者たちを一人ずつ地獄へ突き落とします。
レイコは美貌と知略を武器に、ターゲットであるママ友たち——恵美、理佐子、彩——の弱点を突き、次々と破滅させてきました。物語中盤では、出所した元夫・健司(津田寛治)との再会により、彼に殺人の濡れ衣を着せたのが、ママ友のボス・沙織(新川優愛)の夫で国会議員の新堂(竹財輝之助)であることが判明。復讐の対象はママ友グループから、権力を持つ新堂家全体へと拡大しました。第8話では、レイコが我が子のように大切に育てていた空(佐藤大空)が実母に誘拐されるトラブルが発生。健司の命が刻一刻と尽きようとするなか、レイコは焦りを募らせていきます。
『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』最終章の見どころ
元夫・健司の死を受け、レイコの復讐の炎はかつてないほど激しく燃え上がります。一方、追い詰められたボスママ・沙織は「共犯者」として亡き娘の夫に接触。さらに謎多き医師・成瀬がレイコに見せた「同じ顔の女性」の写真と、衝撃の告白とは?すべての謎が徐々に明らかになっていきます。
菅田将暉主演!『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(最終回:12月17日[水]放送予定)
三谷幸喜が25年ぶりに民放GP帯連ドラ脚本を手掛けた注目作。1984年の渋谷を舞台に、ストリップ劇場「WS劇場」を立て直そうと奮闘する若者たちの青春群像劇です。主演の菅田将暉をはじめ、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波ら豪華キャストが、夢と現実に揺れる“人間くさい”若者たちを熱演しています。
演出家・久部三成(菅田将暉)は、ストリップ劇場を「劇団クベシアター」として再生させるべく奔走。『夏の夜の夢』『冬物語』の上演を経て、バラバラだった劇団員の心は一つになりつつあります。久部が看板女優・リカ(二階堂ふみ)を守るためにおもちゃの拳銃で凶悪な情夫・トロ(生田斗真)を撃退したことで、久部とリカの心が通じ合いました。「劇場が軌道に乗ったら、二人で『ハムレット』を演じよう」——そんなロマンチックな約束を交わし、手を取り合った二人。しかしその裏で、久部に密かな想いを寄せる巫女・樹里(浜辺美波)の切ない葛藤も描かれ、恋のトライアングルは複雑さを増しています。
『もしがく』最終章の見どころ
間を失った波乱の夜の最後に現れたのは、憧れのカリスマ演出家・蜷川幸雄(小栗旬)。彼との出会いは久部に何をもたらすのか? 一方、久部を焚きつけるリカ(二階堂ふみ)は、さながらマクベス夫人の様相を呈し、WS劇場の乗っ取りを画策しているようにも見えます。修羅の道を行くクベシアターの結末は、三谷幸喜らしい笑いに包まれた「喜劇」となるのか、それとも破滅の「悲劇」となるのか。最後まで目が離せません。
北村有起哉×仲間由紀恵!『小さい頃は、神様がいて』(最終回:12月18日[木]放送予定)

「子どもが二十歳になったら離婚する」——19年前に交わした約束を巡り、北村有起哉と仲間由紀恵が演じる夫婦と、個性的なマンションの住人たちが織りなすハートフルなホームコメディ。すっかり約束を忘れていた夫・渉(北村有起哉)と、それを支えに生きてきた妻・あん(仲間由紀恵)。離婚へのカウントダウンが進むなかで、家族の形を問い直す物語です。
何気ない日常の中で、少しずつ離婚への準備を進めてきたあん。当初は抵抗していた渉も、息子・順(小瀧望)や娘・ゆず(近藤華)が両親の事情を理解し、受け入れていることを知ります。第8話ではついにあんから離婚届が渡され、家族全員であんの新居を見に行くという展開に。不思議なほど仲の良い家族の姿に、周囲からは「今のままでいいのでは?」という声も上がりますが、あんの意志は固く、時は残酷に進んでいきます。
『小さい頃は、神様がいて』最終章の見どころ
ついに訪れる離婚のXデー兼、娘・ゆずの20歳の誕生日。「別れたくないが、あんのために離婚する」と決めた渉と、将来の後悔を恐れつつ決断するあん。家具を選別しながら思い出を語り合いたいと願う渉の切ない姿や、気丈に振る舞う子どもたちの思いが交錯します。小倉家が出す最後の答えとは?
草川拓弥主演!『地獄は善意で出来ている』(最終回:12月18日[木]深夜放送予定)

前科者たちの更生支援を謳う謎のプログラムを舞台にした、ノンストップ・ヒューマンサスペンス。樹(草川拓弥)をはじめとする参加者たちが、善意に見せかけた「地獄(=被害者遺族による復讐)」の罠に次々と落ちていく衝撃作です。
当初は社会復帰支援と思われていたプログラムの真の目的が「被害者遺族による制裁」であることが見えてくる中、次々と仲間たちがいなくなることで疑心暗鬼に陥る参加者たち。第7話では、美人局の常習犯だった夢愛(井頭愛海)に対し、被害者遺族による審判が下されました。そして衝撃の結末へ——娘の命と引き換えに、夢愛は自ら死を選び、遺体となって発見されたのです。仲間の変わり果てた姿を前に、樹、理子(渡邉美穂)、琥太郎(高野洸)は深い絶望に突き落とされました。
『地獄は善意で出来ている』最終章の見どころ
仲間の死の真相を探る樹と理子。次に「復讐の刃」が向けられたのは理子でしたが、遺族である叔母からカトウに入った電話はまさかの「復讐の辞退」でした。シナリオ通りに進めたいカトウはどう動くのか?善意と悪意が交錯する地獄の更生プログラム、生き残るのは誰なのか固唾を呑む展開が続きます。
宮崎美子連ドラ初主演!『介護スナックベルサイユ』

「人生の最期に、会いたい人に会える」魔法のワインと、思い出の料理を提供する不思議なお店「介護スナックベルサイユ」を舞台にした、ヒューマン・ファンタジーです。まりえママ(宮崎美子)の温かいおもてなしと、闇バイトから逃れて店に辿り着いた青年・大輝(杢代和人)の再生の物語を描いています。
これまで、売れない役者、元教師、将棋のレジェンドなど、様々な人生を背負った高齢者たちが店を訪れ、魔法のワインで「会いたい人」との再会を果たし、心安らかに旅立っていきました。第8話では、闇バイト事件を追う刑事がついに店に辿り着くという緊迫の展開に。また、心臓移植を受けたバイオリニストがドナーの少女と対面するなど、命の重さを問う深い物語が描かれました。
『介護スナックベルサイユ』最終章の見どころ
警察の介入により、大輝と「ベルサイユ」の穏やかな日常は崩壊寸前。捜査の手が伸びる中、大輝は過去の罪とどう向き合うのか?そして、まりえママが店を開き、魔法のワインを提供し続ける本当の理由とは。人生の黄昏時を照らしてきた店が迎えるラストオーダー、その結末に注目です。
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(C)フジテレビ
『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』(C)カンテレ
『新東京水上警察』(C)フジテレビ
『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』(C)カンテレ
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(C)フジテレビ
『小さい頃は、神様がいて』(C)フジテレビ
『地獄は善意で出来ている』(C)カンテレ
『介護スナックベルサイユ』(C)東海テレビ