【SUPER FORMULA 2026】勢力図に大異変。オートポリスで太田格之進は3連勝なるか?:Rd.3日程・配信スケジュール

国内外のトップドライバーたちが争う「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(以下、スーパーフォーミュラ)の2026年シーズンは4月に2大会が開催。開幕ラウンドのもてぎに続く第3戦が、4月24日(金)~26日(日)に九州・オートポリス(大分県)で開催されます。今回は1レース制の第3戦のみの開催ですが、シーズンの行方を占う上では重要なレースになることは間違いありません。

太田格之進が魅せた!2連勝で圧倒的首位に

開幕戦・もてぎのレースは予想外の展開になりました。雨でセーフティカー先導走行が続いた4月4日(土)の第1戦では、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION/ホンダ)が一瞬のチャンスを逃さない走りで岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS/ホンダ)からトップを奪い、見事優勝。

そして、ドライコンディションとなった4月5日(日)の第2戦でも、太田格之進は大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERMO INGING/トヨタ)とのビッグバトルを制し、さらに追い縋る阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERMO INGING/トヨタ)を退けて、見事開幕2連勝を達成しました。太田は昨年もモビリティリゾートもてぎで優勝を飾り、最大の優勝候補と見られていましたから、この活躍はある意味予想通りと言えましたが、それにしても素晴らしいレースメイク。アメリカでの耐久レースも経験し、さらに強くなってきたという感じです。この2連勝で太田格之進は、2位と20点差という圧倒的リードでランキング首位に立っています。

【SUPER FORMULA 2026】勢力図に大異変。オートポリスで太田格之進は3連勝なるか?:Rd.3日程・配信スケジュール

一方でランキング2位以降は予想外の展開となっています。モビリティリゾートもてぎではホンダエンジン勢が優位と見られ、彼らが大量ポイントを獲得して開幕ラウンドを終えるだろうと予想されていましたから。そこに風穴を開けてきたトヨタ勢の中で、阪口晴南と大湯都史樹を擁する「SANKI VERTEX PARTNERS CERMO INGING/トヨタ」の躍進でした。確かにこのチームはもてぎで昨年もポイントを獲得していますし、もてぎとの相性は割と良いチームではあるのですが、第2戦での2位(阪口)、5位(大湯)という結果を受け、再びトップチームに返り咲くことができるか注目です。

期待が高まる超新星ルーク・ブラウニング

予想外の展開を作った立役者ともいえるのが、第2戦で4位入賞を飾ったドライバー、ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING/トヨタ)です。イギリス出身の24歳で、昨年はFIA F2で年間ランキング4位を獲得。今年もウィリアムズF1チームのリザーブドライバーを務めている逸材です。

そんな輝かしい成績を引っさげて参戦することになったブラウニングは今年2月、鈴鹿サーキットで行われたテスト走行で大雨の中130Rでスピン。背筋の凍るような大クラッシュに遭遇しました。宙を舞うクラッシュだっただけに、まず身体が心配されましたが幸いにも怪我はありませんでした。翌日はしっかりテスト走行を行うことができたのでその点は良かったのですが、「REALIZE KONDO RACING」としては当初参戦が噂されていたジャック・ドゥーハンが12月のテスト走行で3回もクラッシュしていますし、レース以外のところで年間予算を使ってしまっている状況です。

ルーク・ブラウニングにとっては、もてぎは初走行のサーキットですし、大人しく、慎重に闘わざるを得ない状況になるだろうと予想されていました。予選タイムも伸び悩み、第2戦では21番からのスタートに。そこから、いわゆるオーバーカット(タイヤ交換のタイミングを後半にもってくる作戦)が功を奏し、17ポジションアップの4位。ほとんど経験のない初コースで見せた凄いパフォーマンスでした。

次のオートポリスもルーク・ブラウニングには初レース。しかしながら、F1での先輩ドライバーのピエール・ガスリーはスーパーフォーミュラのルーキーイヤーにオートポリスともてぎで優勝していますし、リアム・ローソンもオートポリスで優勝、そしてストフェル・ヴァンドーンは岡山で優勝しました。テスト走行で走り込んでいる富士や鈴鹿よりも、今回のオートポリスのような単戦開催のサーキットこそ、F1に行った先輩ドライバーたちは強い傾向にありますね。オートポリスではブラウニングのルーキーとは思えない速さに期待したいです。

【SUPER FORMULA 2026】勢力図に大異変。オートポリスで太田格之進は3連勝なるか?:Rd.3日程・配信スケジュール

アップダウンの激しいテクニカルサーキット

第3戦の舞台、オートポリスは大分県・日田市にあるサーキットで、実際には大分県と熊本県の県境のあたりにあります。かつてはF1も開催しようと計画していたサーキットで、SUPER GT/スーパーフォーミュラなど国内の主要レースを開催。現在はオートバイのカワサキのテストコースとしても活用されています。

1周4.7kmのレーシングコースは非常にアップダウンが激しく、高速コーナーも数多く存在する、スピードレンジ高めでありながら相当テクニカルなレイアウトになっています。特徴的なのは登りながらブレーキング勝負となる第2ヘアピンからの下り。10%の勾配がついたジェットコースターストレートからの右コーナー、そしてまた登りがやってきます。リズムが大事なコースといえるでしょう。

晴れのレースになれば阿蘇の山々が本当に美しく、観戦には最高の環境なのですが、標高が高い山あいのオートポリスでは天候に左右される可能性が多々あります。視界を遮る濃霧が出ることが多いのですね。昨年は土曜日の予選が天候不良で開催できず、急遽、日曜日1日で予選、決勝を行うスケジュールに変更し、1日開催でレースが行われました。

昨年は追われる立場だった坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ)がシーズン初優勝。このコースでは先に名前をあげたルーク・ブラウニングだけでなく、第1戦の予選で4位という好タイムをマークした野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max/ホンダ)の本気の走りも楽しみです。今年は野村vsブラウニングのルーキーオブザイヤー対決ももう一つの見どころといえるでしょう。

Rd.3日程・配信スケジュール

FOD プレミアムでは、『SUPER FORMULA 2026 Rd.3』を生配信いたします。

Rd. 配信日程 配信時間
FP1占有走行 4月25日(土) 8:40〜
予選 4月25日(土) 13:35〜
FP2占有走行 4月26日(日) 9:05〜
決勝 4月26日(日) 13:30〜

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※日程および内容は変更となる可能性があります。

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