【F1™︎ 2026】昨年はラッセルがポールトゥウイン!カナダでエースの座を奪い返せるか?:第5戦カナダ日程・配信スケジュール
マイアミでアントネッリが衝撃の3連勝
マイアミではスプリントレースをフロントローからスタートしながら6位フィニッシュで終えたアントネッリ。チームメイトのジョージ・ラッセル(メルセデス)が4位でフィニッシュしたため、ラッセルとの差を2点縮められましたが、その後の決勝に向けた予選ではQ3でポールポジションを獲得。
決勝では1コーナーでオーバーシュートしてしまうも、終始落ち着いてレースを進め、ピットアウト後の29周目にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をパスして首位に浮上。その後はランド・ノリス(マクラーレン)を振り切って、見事に第4戦マイアミを制しました。昨年もスプリント予選でポールポジションを獲得するなど1発の速さでは光るものを見せたアントネッリは、今年のマイアミでは見事なレースマネージメントを披露。1ヶ月のインターバルを経ても彼の勢いは止まりませんでした。
一方、ジョージ・ラッセル(メルセデス)は表彰台を逃して4位でフィニッシュ。これでアントネッリとラッセルのポイント差は20点に広がり、俄然アントネッリ優勢の状況になりました。「メルセデス」のエースとして開幕戦圧勝という好スタートを切ったラッセルの心中が穏やかであるはずがありません。昨年3位表彰台を掴んだマイアミで、同じメルセデスのパワーユニットを使う「マクラーレン」の2台の先行を許してしまった事実は、彼の今後のチーム内ポジションに大きな影響を与えてしまうことになるでしょう。
マクラーレンが復活の狼煙。フェルスタッペンも驚異的なレース
ラッセルを表彰台圏外へと追いやったのは「マクラーレン」のランド・ノリスとオスカー・ピアストリでした。2024年、2025年大会を制すなど、マイアミと非常に相性が良い「マクラーレン」ですが、ノリスが2位、ピアストリが3位とダブル表彰台を獲得。ようやく2台揃って結果に繋げることができました。
「マクラーレン」はマイアミで多くのアップデートパーツを投入。シーズン開幕前から少し出遅れていたチャンピオンチームが、ようやく優勝争いに加わることができるようになったのです。ポジティブな状況になっただけに、ノリスはスプリントレースでは優勝を飾りましたが、最後はアントネッリをキャッチできなかった決勝レースの敗戦を悔やんでいました。「メルセデス」の対抗馬として「マクラーレン」が浮上してきたのは今後の大きな見どころになるでしょう。
そして、マイアミで大活躍したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)です。スタート直後にあわや大クラッシュの引き金になりそうな360度スピンをしてしまい、順位を落としたのですが、その後は粘り強いレースを展開し、一時トップを走行。最終的には今季ベストリザルトとなる5位でレースを終えました。
今季の「レッドブル」のパフォーマンスにも、F1の新レギュレーションにも不満の声を漏らしてきたフェルスタッペン。第3戦日本での来日時には富士スピードウェイでSUPER GT/GT500マシン(ニッサンZ)を走らせ、5月16日から17日にドイツで開催された「ニュルブルクリンク24時間レース」にメルセデスAMG GT3で出場。レースはリタイアになってしまったものの、彼がニュルで見せた速さは、まさに彼が追い求めるレーシングな世界でした。GTカーでの24時間レースを楽しんだ翌週のカナダではどんなパフォーマンスを見せてくれるか非常に楽しみですね。

ラッセルの得意コースといえるモントリオール
2026年5月22日(金)〜24日(日)に開催される第5戦カナダの舞台、ジル・ヴィルニューヴ・サーキットは1970年代後半に活躍した伝説のカナダ人ドライバー、ジル・ヴィルニューヴの名前が冠されたモントリオール市街のコースです。普段は市民の憩いの場である公園をレース開催時だけサーキットとして使用するコースで、ランオフエリアの狭いサーキットです。
ストップ&ゴーのレイアウトで、オーバーテイクシーンは以前から多く見られるコースでしたが、今季のF1ではかなり頻繁な順位変動が起こると予想されます。ただ、壁が近く、特にパッシングポイントの一つである最終シケインは高いスピードで駆け抜けるシケインのため、出口のウォールの餌食となることもしばしば。非常にチャレンジングなコースになっています。
現役ドライバーでは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がチャンピオン獲得となった2006年に優勝(当時はルノー)。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)がデビュー年の2007年に初ポール、初優勝を記録(当時はマクラーレン)。ハミルトンはここでミハエル・シューマッハと並ぶ7度の最多優勝記録を持っています。
そしてマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は2022年から3年連続で優勝を記録し、昨年も2位表彰台でした。ジョージ・ラッセル(メルセデス)は昨年のカナダでポールポジションからの優勝を達成。オーストラリア、シンガポール、アゼルバイジャンなどストリートサーキットを得意とするラッセルにとって相性の良いコースの一つです。8回のポール経験のうち2回以上ポールを獲っているのはここモントリオールだけですから、ラッセルにとっては何とかここから立て直しを図りたいところでしょう。
昨年が初レースとなったキミ・アントネッリは初表彰台獲得(3位)がモントリオールでした。昨年の予選では約0.5秒、ラッセルに離された差を、ラッセルの得意コースで逆転できるのか要注目です。まさに今季のチームメイト対決の流れはこのレースで決定づけられると言っても過言ではないでしょう。
第5戦カナダ日程・配信スケジュール
FOD F1™︎プランでは、『第5戦カナダ』を生配信いたします。
| Rd. | 配信日程 | 配信時間 |
|---|---|---|
| フリー走行 | 5月22日(金) | 25:20~ |
| スプリント予選 | 5月22日(金) | 29:20~ |
| スプリント | 5月23日(土) | 24:30~ |
| 予選 | 5月23日(土) | 28:50~ |
| 決勝 | 5月24日(日) | 28:20~ |
※日程および内容は変更となる可能性があります。
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