【SUPER FORMULA 2026】太田格之進の強さが光った夏の富士ラウンド3連戦:Rd.3-6-7結果
第6戦:雨の予選で波乱の展開。決勝では太田が12台抜きで優勝!
この週末の富士スピードウェイは、天候が安定せず、金曜日のフリー走行もウエットコンディションとなった。その影響が土曜日も残り、第6戦の予選はウエット路面。これが波乱のきっかけとなった。通常通りQ1は2グループに分けて行われたが、Aグループでは岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が11番手で敗退。続くBグループではランキング首位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、さらに富士を得意とする坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)もノックアウトされた。
そんななか、速さをみせたのが難しい路面を得意とする海外ドライバーたち。なかでも金曜日から手応えを掴んでいたザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が、Q2でもトップタイムを叩き出し、チームに2022年以来となるポールポジションをもたらした。さらにウィリアムズF1リザーブドライバーを兼務するルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)が3番手につけた。
午後の決勝レースはドライコンディションとなり、スタートからオサリバンが先行する流れとなったが、その後方からものすごい勢いで追い上げてきたドライバーがいた。13番手スタートとなった太田だ。序盤からオーバーテイクシステムを積極的に使ってポジションを上げていき、14周目に4番手まで浮上。19周目にトップ3台より先にタイヤ交換を済ませて、アンダーカットを成功させた。終盤にはオサリバンが追い上げてきたが、それを何とか押さえきり、見事12台抜きで今季3勝目を挙げた。

第3戦:2度のセーフティカー導入という波乱のなか、わずかなチャンスをものにしたフラガが自身2勝目
4月に開催されたオートポリス大会が悪天候で決勝レースができなかった。その代替戦として、今回の富士ラウンドに組み込まれ、ピットストップのない25周のスプリント戦が行われた。グリッドはオートポリスでの予選結果をそのまま反映し、岩佐がポールポジション。2番手に太田がつけた。チャンピオンを争う2人の直接対決に注目が集まったが、岩佐がスタートで大きく出遅れることに、直後のGRコーナー(1コーナー)でアクシデントに巻き込まれ、まさかのリタイアとなった。これによりセーフティカー導入されたが、その再開時に今度はトップを走る太田が濡れた路面に足元を取られてGRコーナーでコースオフ。この隙をついて、リスタート時は4番手にいたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップに浮上。そのまま逃げ切って、自身2勝目を飾った。一方の太田は、スタート前のグリッドで路面を乾かす行為をしたとして10秒加算のペナルティが科せられ、8位となった。
第7戦:太田の勢い止まらず。序盤にトップを奪い、週末2勝目。第3回瑶子女王杯を手にする

第7戦のポールポジションは、今季初となった野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)。2番手に牧野、3番手に太田がとダンディライアンの2台が並ぶグリッドとなった。ただ、フォーメーションラップ中に佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)の車両からオイルが漏れ、コース全域にわたってオイル処理が必要になったため、約1時間にわたってスタートがディレイ。セーフティカー先導でレーススタートとなった。
ここでも、序盤から積極的にオーバーテイクシステムを使って仕掛けてきたのが太田。一瞬、4番手に下がったものの、そこから牧野、フラガ、野尻を次々と追い抜き10周目にトップに浮上。そこからは自身がレースを引っ張っていき、後続も仕掛ける隙がなかった。
まさに今季の太田を象徴するような力強い走りが存分に発揮され、今季4勝目をマーク。第6戦と第7戦の合計ポイントが最も高かったドライバーに授与される第3回瑶子女王杯を手にした。
これで、ポイントランキングでも2番手の岩佐に対して50.5ポイントの差をつける独走状態となり、悲願のシリーズチャンピオンに一歩ずつ近づき始めている。
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