フジテレビ系で毎週木曜22時から放送中のドラマ『波うららかに、めおと日和』。芳根京子演じる江端なつ美と、本田響矢演じる帝国海軍士官・江端瀧昌が、結婚2年目を迎え、日々を重ねていく恋物語です。10月29日放送の第3話では、急な任務から戻った瀧昌となつ美が、深見夫婦の結婚祝いを経て、2人きりで日光へ旅行に出かけました。
寂しくても、たとえ泣いてしまっても、それは自分で決着をつけたい。そう言い切るなつ美の健気さと、それを受け止める瀧昌の優しさに、甘さと少しの切なさが残る回でした。
※この記事は『波うららかに、めおと日和』第3話のネタバレを含みます。まだご覧になっていない方はご注意ください。
第3話の見どころ
- 芙美子と深見が、“沈黙”を通して瀧昌の任務についてなつ美に伝える
- なつ美を泣かせてしまったかもしれないと思い、瀧昌が急いで家に帰る
- 寂しさは自分で乗り越えたいと、なつ美が胸の内を明かす
- 深見夫婦の結婚祝いで、芙美子がかわいい一面を見せる
- 初めての日光旅行の途中で、なつ美と瀧昌がはぐれてしまう
「それは話せません」に込められた、深見夫婦の優しさ
瀧昌がまた家に帰らなくなり、なつ美は同じく夫の留守を預かる郁子(和久井映見)を訪ねます。そこには結婚式のお礼に来ていた瀧昌の同僚・深見龍之介(小関裕太)と、妻の芙美子(生田絵梨花)の姿が。任務のことは一切話せないと前置きする深見に、芙美子は「では、異議がある時だけお話しください」と持ちかけます。
沈黙なら「その通り」、「それは話せません」なら「違う」。この不思議な問答を通して、なつ美は瀧昌が急な任務に就いていること、そして、その任務が危険なものではないことを知ります。立場上、何も言えない深見の思いをくんで芙美子が機転を利かせ、深見もそれに乗ります。言葉にできない優しさが重なった、なんとも粋な場面でした。
それでも深見は最後に「僕らの仕事は、特に今のご時世では、絶対の保証はありません」と念を押します。戦線が広がっていく時代にあって、穏やかな日常のすぐそばにも不安が潜んでいることを感じさせる一言でした。
“泣かせていたら”と急いで帰った瀧昌と、なつ美の強がり
その頃、任務先から戻った瀧昌は海軍病院にいました。慰問に訪れた女優が負傷兵の前で泣き出す姿を見て、瀧昌は「もしあの時みたいに心配させていたら、泣かせていたら…」と思い、急いで家に帰ります。ところがなつ美は笑顔で出迎え、完成したシャツを手渡すと、夕飯の買い物へ。拍子抜けした瀧昌でしたが、食事のあと「泣いてましたよね?」と切り出します。
なつ美の答えは、「寂しくて、心配して、泣いてしまったとしても、それは私自身の問題で、私一人で決着をつけたい感情なんです」。しっかりした妻になって、瀧昌に頼られたい。だから寂しさは見せたくない。「あくまで例えばの話で!」と慌てて付け足すあたりに、本当は寂しかった気持ちがにじんでいたように見えました。夕飯の席で「ご飯は誰かと一緒に食べた方が美味しい」と言いかけて飲み込んだのも、同じ思いからなのでしょう。
瀧昌は「分かりました」と受け止めたうえで、「俺でもできることがあれば、遠慮なく言ってくださいね」と声をかけます。その言葉を受け、なつ美は瀧昌を座らせ、後ろから抱きつきました。「怪我なく帰ってきてくれること」という本音は、胸の中にしまったまま。甘いやりとりにも少しだけ切なさが残りますよね。それでも、頭の匂いをめぐって2人がじゃれ合う姿には、見ているこちらまで照れてしまいました。
ふかふみ夫婦の結婚祝いと、2人きりの日光旅行
瀧昌が戻ったことで、なつ美が計画していた深見夫婦の結婚祝いが実現します。もっとも瀧昌は、内緒のはずの計画を深見に全部話してしまっていて、なつ美に「嘘がつけないんですね」と笑われる始末。なつ美手作りのフリル付きエプロンを受け取った芙美子は「可愛い……」とつぶやき、なつ美の前でだけそっと着てみせました。新居に移ってからは、芙美子が初めて夫を「龍之介さん」と呼ぶ場面も。気を使った笑顔を剥がしたかったという理由がなんとも芙美子らしく、2人の距離が少しずつほどけていくのが伝わってきます。
そしていよいよ、なつ美と瀧昌は日光へ。スーツ姿の瀧昌に見とれるなつ美と、「かわい……」と言いかけて「行きましょうか!」とごまかす瀧昌。三猿の前で「見ざる、言わざる、聞かざる」とジェスチャーと声をそろえる姿も、この上なく愛おしいものでした。久しぶりの旅を満喫する2人に、この時間がずっと続いてほしいと願わずにはいられません。
華厳の滝で、はぐれてしまった2人
2日目、華厳の滝を訪れた2人。瀧昌が団子を買いに行っている間に、なつ美は大荷物を抱えたおばあさんを手伝おうとベンチを離れます。戻ると瀧昌の姿はなく、「私が戻るのが遅かったせいで怒って……?」と不安になるなつ美。一方の瀧昌も「まさか、人攫い……?」と青ざめ、必死に探し回ります。
道に迷ったなつ美が「瀧昌様!」と叫んだところで、第3話は幕を閉じました。お互いを思うからこそ焦ってすれ違ってしまう2人に、もどかしさが募るラストです。
2人は無事に再会できるのでしょうか。日光で「人の絵は描かない」と話していた絵描きの青年の存在も気になるところ。初めての日光旅行がどんな思い出になるのか、次回も見逃せません。
FODでは第1話から配信中。2人の関係が少しずつ変わっていく過程を、ぜひ見返してみてください。
(文・FOD INFO編集部)
『波うららかに、めおと日和』第4話 あらすじ
栃木県・日光へ旅行に出かけたなつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)。華厳の滝周辺でのんびりと穏やかな時間を過ごしていたが、ふとしたきっかけではぐれてしまいます。相手を想うあまり懸命に探し回るものの、あと一歩のところですれ違ってしまう二人。そんなさなか、なつ美は画家の男・町田(泉澤祐希)に助けてもらうのでした。
離れ離れになって、お互いの存在がいかに大切か身にしみた二人。無事合流を果たし、宿へと戻る道のりや、江端家に戻り日光での思い出を語り合うひとときなど、一緒にいられる時間のすべてが愛おしい。二人は、そろって幸せをかみしめます。
そんなある日、艦内で任務にあたる瀧昌は、深見龍之介(小関裕太)から同僚の異動話を聞くことに。「大変だよね、特に奥さんが。引っ越しは奥さん任せになってしまうし」と続ける深見の話に、耳を傾ける瀧昌。するとその直後、瀧昌は艦長から呼び出され…。
『波うららかに、めおと日和』概要
| タイトル | 『波うららかに、めおと日和』 |
| 放送日時 | 毎週木曜22時~22時54分 |
| 配信 | 地上波放送後、FODで見逃し配信 |
| キャスト | 芳根京子、本田響矢、生田絵梨花、小関裕太、咲妃みゆ、戸塚純貴、小川彩(乃木坂46)、小宮璃央/森カンナ、高橋努、紺野まひる/生瀬勝久、和久井映見 他 |
| 原作 | 西香はち「波うららかに、めおと日和」(講談社「コミックDAYS」連載) |
| 脚本 | 泉澤陽子 |
| 音楽 | 植田能平 |
| 主題歌 | Da-iCE『うららか』 |
| 挿入歌 | BE:FIRST『夢中』 |
| プロデュース | 宋 ハナ |
| プロデューサー | 古郡真也(FILM)、貞松瑠南 |
| 演出 | 平野眞、森脇智延(FILM)、國武俊文(FILM) |
| 制作協力 | FILM |
| 制作著作 | フジテレビ |
| URL | https://www.fujitv.co.jp/meotobiyori/(ドラマ公式サイト) https://fod.fujitv.co.jp/title/91f1/(配信ページ) |
credit:『波うららかに、めおと日和』(C)西香はち/講談社(C)フジテレビ