【SUPER FORMULA 2026】ベテランか、若手か?日本最速の座を争う激戦が始まる!:Rd.1-2日程・配信スケジュール
車体は全車同じ、実力伯仲の人間勝負
「スーパーフォーミュラ」のマシンはF1と違って全車が同じ車体(シャシー)=SF23(イタリア/ダラーラ社製)を使用するのが大きな特徴。エンジンはトヨタとホンダの2社が4気筒・2Lターボエンジンを各チームに供給しています。エンジンの違いこそありますが、直近の5年間ではホンダが3回、トヨタが2回のチャンピオンドライバーを輩出。大幅なエンジンのアップデートは行われておらず、実質的にはほぼ互角の性能を持っているといえるでしょう。
差を生み出すのは、やはり選手であるドライバーの実力。去年でいえば全12戦のシーズンで7人ものドライバーが優勝、6人がポールポジションを獲得する激戦ぶり。正直誰が優勝するか、蓋を開けてみるまで分からないドキドキ感があります。
スーパーフォーミュラは元F1ドライバーから、F1直下のカテゴリーであるF2まで登りつめた実力派、世界最速のGTカーレースと呼ばれる「SUPER GT/GT500クラス」のチャンピオンなど、国内外のトップドライバーによる競演です。全24人のドライバーがエントリーする2026年シーズンは新規参入のチームもあり、ますます魅力的なシーズンになりそうです。
そんな中、ドライバーは開幕戦時点で20歳のドライバーが4人も参戦。24人中20人が20代という若手中心の構成になっており、そういった点も若い世代のファンを惹きつける要素となっています。
若手か、ベテランか?日本一に輝くのは?
若手の注目株という意味では、やはり昨年のチャンピオン、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS/ホンダ)でしょう。F1チームの「レーシングブルズ」でもテストドライバーを務め、レギュラードライバーが欠場の際には代役としてF1デビューする可能性があるリザーブドライバーの役割にも就いているのです。
岩佐歩夢はかつてホンダの育成ドライバーとしてF2に参戦し、5回の優勝を獲得。2024年から国内に戻り、スーパーフォーミュラに舞台を移しましたが、昨年チャンピオンを獲得したことで、2026年もF1チームとの関わりを保ちながら、王者としてスーパーフォーミュラに参戦します。

岩佐のチームメイトは2021年、22年のシリーズチャンピオン経験を持つ野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS/ホンダ)です。すでに36歳のベテランドライバーになった野尻は冷静なレース運びと誠実な人柄で推しにするファンが多い、スーパーフォーミュラきっての人気ドライバーです。
今年で13年目のシーズンを迎えた野尻ですが、昨年も3度のポールポジション、優勝1回を含む4度の表彰台を獲得。年間ランキングは5位と過去5年では最も下のランキングになってしまいましたが、それでも腕はまだまだ衰えている印象はありません。
チャンピオン経験を持つベテランという意味では、昨年ランキング2位になった坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S/トヨタ)はチャンピオン奪還を目指すシーズンとなります。坪井の強みは予選順位が沈んでも決勝で着実に順位を上げてくるところ。レースを動かす存在として、このシリーズの面白さを創り出しています。
ツワモノは他にもいます。昨年の序盤でチームとして4連勝を飾り、チームチャンピオンに輝いた「DOCOMO TEAM DANDELION/ホンダ」は今年も太田格之進、牧野任祐の2人を継続起用。特に開幕戦もてぎでは昨年も彼ら2人の一騎打ちとなっただけに要注目です。
また若手ではeスポーツ出身のドライバー、イゴール・オオムラ・フラガと佐藤蓮を擁する「PONOS NAKAJIMA RACING」はテストから好調なタイムをマーク。今季、シーズン序盤から好結果を残すことができれば、さらにシリーズが面白くなっていくことでしょう。
新しいチームも参戦し、さらなる混戦へ
2026年の「スーパーフォーミュラ」には新しいチームも参戦します。長年の経験とノウハウを持つ老舗チームが強さを見せている日本のレース界において、新規チームが参戦するという事実は「スーパーフォーミュラ」の人気上昇ぶりを証明しています。
まず、ベテランの松下信治を起用して新規参戦するのが「DELiGHTWORKS RACING/ホンダ」。先日、全日本スーパーフォーミュラライツ選手権の開幕戦でも優勝を飾り、勢いに乗る新チームが参戦します。鈴鹿で行われたスーパーフォーミュラのテストでは松下がなんと5番手タイムをマークする鮮烈なパフォーマンスを披露。開幕戦もてぎからシリーズを動かす台風の目になりそうな予感がします。
また、「KONDO RACING」の3台目、姉妹チームとして参戦するのが「ナビクル Buzz MK RACING/トヨタ」。こちらは昨年までF2に参戦し、5回の表彰台を獲得したチェコ人ドライバーのロマン・スタネックを起用。彼は日本のサーキットに慣れることがまず必要ですが、シーズン後半には3年間のF2で培った経験を結果に繋げてくるのではと期待が高まります。

そして日本のル・マン24時間レース優勝チームとして名高い「TEAM GOH/トヨタ」は元F1ドライバーのアレクサンダー・ブルツの息子であるチャーリー・ブルツを起用して参戦。初のトップカテゴリーに挑む20歳の成長はシーズンを通じた見どころといえるでしょう。
新規参戦ドライバーとしては一番の注目株だったWRCチャンピオン、カッレ・ロバンペラの参戦が体調面での懸念からキャンセルになったことは残念でした。しかし、今季は小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR DC/トヨタ)、野村勇斗(San-Ei Gen with B-MAX/ホンダ)など、20歳の若さで「SUPER GT/GT500」とのダブル参戦が決まった各メーカーのホープも参戦し、シリーズとしては去年以上に見どころがいっぱいです。
開幕戦の舞台はモビリティリゾートもてぎ(栃木県)。ホンダのホームコースであり、過去3年間は全てホンダエンジンのドライバーが優勝。トヨタエンジン勢も予選の速さで応戦するも、昨年は決勝では2レースともホンダドライバーが表彰台を独占しました。全7大会12レースで争われる2026年のスタートダッシュを決めるのは誰でしょうか?
Rd.1-2日程・配信スケジュール
FOD プレミアムでは、『SUPER FORMULA 2026 Rd.1-2』を生配信いたします。
| Rd. | 配信日程 | 配信時間 |
|---|---|---|
| FP1占有走行 | 4月3日(金) | 9:35〜 |
| FP2占有走行 | 4月3日(金) | 13:55〜 |
| Rd.1 予選 | 4月4日(土) | 8:50〜 |
| Rd.1 決勝 | 4月4日(土) | 13:30〜 |
| Rd.2 予選 | 4月5日(日) | 9:30~ |
| Rd.2 決勝 | 4月5日(日) | 13:45〜 |
※日程および内容は変更となる可能性があります。
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