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『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』が愛される3つの理由

2019年に誕生したフレンチ・ミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』が、日本を含む世界各国で好評を博しています。シーズン1からシーズン4まで配信中のFODでは、海外作品ランキングで4シーズンすべてがランクインを果たすなど、多くの人から支持されています。本作がこんなにも愛される理由を3つのポイントに分けてお伝えしましょう。

【配信ページ】https://fod.fujitv.co.jp/title/306w/

『アストリッドとラファエル』とは?

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』
まずは、『アストリッドとラファエル』についてご存知ではない方のために、どんな作品なのかをご紹介! 主人公は、パリの犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドと警視のラファエル。アストリッドは警官だった父親の影響で子どもの頃から刑事事件の調書や謎解きに人一倍興味を持ち、犯罪学者や監察医並みの知識も兼ね備えるが、人と接するのが苦手で、一人で黙々と犯罪資料を整理する日々を送っていた。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』
『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

そんなある日、不可解な自殺を調べる警視のラファエルに的確な資料を提供したことから才能を見出されたアストリッドは、ラファエルにスカウトされて捜査に加わることに。何が起きるか分からない外の世界はアストリッドにとって戸惑いや恐怖をもたらすものだが、大らかで包容力のあるラファエルに支えられて、謎があると解かずにはいられないアストリッドの才能が開花していく…というストーリー。

『アストリッドとラファエル』を輝かせる友情、名演、謎

この作品の魅力として最初に挙げたいのが、アストリッドとラファエルの友情。アストリッドは天性の才能を持っていますが、外を歩く際にはいつもヘッドホンをつけるなど、普段から外界をシャットアウトしており、ヘッドホンなしでいることすら大きなストレスになり得ます。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

そのままではパリの警察チームと一緒に働くことも難しいのですが、ラファエルが彼女の声に耳を傾け、過ごしやすいように配慮してくれることで、本領を存分に発揮することができるのです。アストリッドは几帳面で論理的、ラファエルは大らかで猪突猛進と、二人の性格は正反対ですが、互いに補い合うことで最高の関係を形成しています。

そんなアストリッドとラファエルの関係を象徴しているのが、アストリッドがラファエルに贈った指ぬき。当初ラファエルはそれを贈られた理由が分かりませんが、アストリッドから「針を使う時に指ぬきがあると怪我をしないで済む。あなたは私にとってそんな存在」と告げられます。

人一倍敏感なアストリッドは、“守護者”として信頼するラファエルがいるからこそ、安心して冒険に踏み出すことができるのです。もちろん、アストリッドも守られているばかりではなく、ラファエルをはじめとした人々と関わることで少しずつ人として成長していきます。


『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

互いを輝かせ合うこの二人のほかにも、ラファエルの同僚であるニコラやフルニエ監察医、アストリッド行きつけの店で働く留学生のテツオなどが、アストリッドやラファエルをサポートしており、友情や愛、寛容さが描かれています。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

2つ目の魅力は、俳優たちの演技力。それぞれがハマり役とも言うべき自然な演技を披露し、物語に深みと説得力をもたらしています。その中でも特に大きな存在感を放っているのがアストリッド役のサラ・モーテンセン。『レインマン』のダスティン・ホフマン然り、『グッド・ドクター 名医の条件』のフレディ・ハイモア然り、自閉症という難しいキャラクターをリアルに演じるには、役者の緻密な役作りと演技力が欠かせません。本作では、このキャラクターと真摯に向き合うためにいろいろなリサーチを行ったというサラが見事に大役をこなしています。

そんなサラを共演者もサポート。脚本をベースにしつつも、アストリッドが憑依したかのようなサラがいる場面では、彼女がどう演じるかに合わせて現場で動きや台詞の言い方を変化させているそうです。そうしたキャストたちの息の合った演技があってこそ、引き込まれるような作品に仕上がっているのです。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

そして、犯罪捜査ドラマとしてミステリーファンも満足の謎が提供される点も重要なポイントでしょう。超常現象や暗号、何十年も前の未解決事件など、毎回バラエティ豊かな事件が起こり、アストリッドとラファエルがそれぞれの強みを生かしながら真相に辿り着く様は爽快。かつて捜査中に命を落としたアストリッドの父親も話に絡んできたりと、見れば見るほどハマる作りになっています。

なお、先月アストリッド役のサラとテツオ役のケンゴ・サイトウが来日しましたが、そんな彼らの人となりもファンを魅了しています。作品に対する思いや細やかな役作りについて語る姿からも誠実さが伝わってきましたが、ファンミーティングの最後には会場を埋め尽くしたおよそ300人のファンのもとに直接足を運び、20分以上をかけて一人ひとりと交流するという神対応を披露。気さくで温かい素顔により、ファンの愛をさらにかき立てていました。

『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』

『アストリッドとラファエル』はFODではシーズン1~4の字幕・吹替版を配信中(シーズン4は吹替版のみ)。双方が楽しめる貴重な機会 をお見逃しなく!

(執筆:海外ドラマNAVI)

◇アストリッドとラファエル 文書係の事件録 配信概要

タイトル アストリッドとラファエル 文書係の事件録
キャスト サラ・モーテンセン/ローラ・ドヴェール/
ブノワ・ミシェル/ジャン=ルイ・ギャルソン/ハスキー・キハル/
メレディーン・ヤクビ/ジャン=ブノワ・スー/ジョフロワ・ティエボー
スタッフ 監督:エルサ・ベネット/イポリット・ダール/フレデリック・ベアト
脚本:アレクサンドル・ド・セガン/ローラン・ブルタン
シーズン1 字幕版:https://fod.fujitv.co.jp/title/70ak/
吹替版:https://fod.fujitv.co.jp/title/00hm/
シーズン2 字幕版:https://fod.fujitv.co.jp/title/70rf/
吹替版:https://fod.fujitv.co.jp/title/90ri/
シーズン3 字幕版:https://fod.fujitv.co.jp/title/00ld/
吹替版:https://fod.fujitv.co.jp/title/11q1/
シーズン4 吹替版:https://fod.fujitv.co.jp/title/306w/

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