『最後から二番目の恋』や『ちゅらさん』など、数々の名作ドラマを手掛けてきた脚本家・岡田惠和。待望の最新作『小さい頃は、神様がいて』が、10月9日(木)22時からスタートします。
心に残るセリフ、愛すべき登場人物たち、何気ない日常を特別な時間に変えるストーリー。多くの人が魅了される岡田脚本の真髄はどこにあるのでしょうか。
この記事では、主演・北村有起哉、共演・仲間由紀恵で贈る新作の見どころを深掘りするとともに、FODで視聴可能な岡田作品の中から、今こそ観てほしい名作を厳選してご紹介します。
新ドラマ『小さい頃は、神様がいて』みどころは?
物語の舞台は、三つの家族が暮らすレトロなマンション。「子どもが二十歳になったら離婚する」――19年前に交わした“約束”をすっかり忘れたマイペースな夫・渉(北村有起哉)と、その言葉を胸に秘めて生きてきた妻・あん(仲間由紀恵)。ある嵐の夜をきっかけに、止まっていた夫婦の時間が、そしてご近所の時間が、ゆっくりと動き出します。
北村有起哉×仲間由紀恵。12年ぶり共演で描く「リアルで新鮮な夫婦像」
本作で地上波ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演となる実力派・北村有起哉が演じるのは、“普通の夫”小倉渉。対する妻・あんを演じるのは、約5年ぶりにフジテレビ系連ドラ出演となる仲間由紀恵です。12年ぶりの共演となる二人が、冗談だった夫と本気だった妻という、絶妙にすれ違う夫婦の機微をどう演じるのか。二人の実力派俳優が織りなす、可笑しくて少し切ない夫婦の姿は最大の見どころです。
『最後から二番目の恋』を手掛けた岡田惠和が紡ぐ、令和の「大人のホームコメディー」
『最後から二番目の恋』シリーズで大人の青春を描き切った岡田惠和が、今作では「夫婦」そして「家族」というテーマに挑みます。嵐の夜に一つ屋根の下で過ごすことになった三家族の住人たち。適度な距離感を保っていたご近所付き合いが、少しずつ変化していく様子を、ユーモラスかつ温かい視点で描き出します。岡田脚本の真骨頂である、心に響く会話劇に期待が高まります。
岡田惠和ワールドに浸る!今こそ観たい名作5選
新作が待ちきれないあなたへ。FODでは、岡田惠和が手掛けた数々の名作が配信中です!ここでは、テーマの異なる5つの珠玉の作品を厳選してご紹介します。
大人の青春ドラマの金字塔『最後から二番目の恋』シリーズ

小泉今日子と中井貴一のW主演。古都・鎌倉を舞台に、人生の折り返し地点に立った男女の日常と恋愛をコミカルに描いています。心に刺さる長ゼリフの応酬と、「人生、まだ捨てたもんじゃない」と思わせてくれるポジティブなメッセージ。『小さい頃は、神様がいて』の前に必見の注目作です。
すべての働く女性に響く、等身大の賛歌『彼女たちの時代』
20代後半の女性3人(深津絵里、水野美紀、中山忍)の仕事、恋愛、友情、人生の葛藤を等身大で描き、多くの共感を呼んだ名作です。最新ドラマで仲間が演じる妻・あんが抱える「“自分の人生”に対する未練」にも通じるテーマ。今見ても色褪せない、すべての働く女性への応援歌です。
伝説の青春群像劇『ビーチボーイズ』

反町隆史と竹野内豊のW主演。行き場のない二人の男が、海の見える民宿で過ごすひと夏の物語です。男同士の友情を爽やかに描き、社会現象を巻き起こした伝説のドラマ。「何もしない贅沢」を描く、岡田脚本の原点の一つと言えるでしょう。
“病んでるオトナ”のラブコメディー『心がポキッとね』

阿部サダヲ、水原希子、藤木直人、山口智子らが出演し、心を病んだ男女4人が織りなす、奇妙な四角関係を描いたラブコメディーです。シリアスなテーマを扱いながらも、会話のテンポとユーモアで笑える作品に昇華させる手腕はさすがの一言です。
家族の愛を描くホームドラマ『姉ちゃんの恋人』

有村架純主演作。両親を事故で亡くし、3人の弟を養う“肝っ玉姉ちゃん”の日常と、新たな恋を描くラブ&ホームコメディーです。新作のテーマである「家族」の温かさや大切さを真正面から描いた作品。登場人物たちが互いを思いやる優しさに、心がじんわり温かくなります。
FODで楽しめる岡田惠和脚本作品一覧
【ドラマ】
作品名 |
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続・最後から二番目の恋 |
続・続・最後から二番目の恋 |
アンティーク~西洋骨董洋菓子店~ |
ビーチボーイズ スペシャル |
マザー&ラヴァー |
スターマン・この星の恋 |
無理な恋愛 |
希望ヶ丘の人びと |
チキンレース |
そして、生きる |
南くんの恋人(1994) |
南くんの恋人スペシャル もうひとつの完結編 |
【映画】
作品名 |
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いま、会いにゆきます |
メタモルフォーゼの縁側 |
世界から猫が消えたなら |
おっぱいバレー |
余命10年 |
県庁おもてなし課 |
雪の華 |
おとなの事情 スマホをのぞいたら |
日常は、こんなにも愛おしい
時代や設定は違えど、岡田惠和の作品には常に「不器用な人々が懸命に生きる日常の愛おしさ」というメッセージが流れています。10月9日(木)22時放送開始の『小さい頃は、神様がいて』で、岡田惠和が紡ぐ“今”の物語を体感しつつ、珠玉の作品群を巡る旅に出てみてはいかがでしょうか。きっとあなたの心に寄り添う、大切な一作が見つかるはずです。
『小さい頃は、神様がいて』(C)フジテレビ
『最後から二番目の恋』(C)フジテレビ
『ビーチボーイズ』(C)フジテレビ
『心がポキッとね』(C)フジテレビ/共同テレビ
『姉ちゃんの恋人』(C)カンテレ