2026年1月4日(日)から放送開始するNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演する織田信長役・小栗旬。小栗が信長を演じるのは、2014年の連続ドラマ、2016年の映画『信長協奏曲』(フジテレビ系)以来となります。
『豊臣兄弟!』放送開始目前、年末年始の休暇を利用して『信長協奏曲』の世界に再び触れてみるのはいかがでしょうか。今回は、2026年の大河ドラマをより楽しむための予習としてもおすすめしたい、本作の物語と見どころをご紹介します。
『信長協奏曲』とは?
石井あゆみ原作の同名漫画を実写ドラマ化した本作の主人公は、勉強が苦手なごく普通の高校生・サブロー(小栗旬)。修学旅行中に戦国時代へタイムスリップしてしまった彼は、そこで自分と瓜二つの顔をした本物の織田信長(小栗旬・二役)と遭遇します。病弱な信長から「自分の代わりに生きてくれ」と頼まれたサブローは、その身代わりを引き受けることに。
織田家の当主となったサブローは、戦国時代の常識が分かりませんでしたが、「人が死ぬのは嫌だ」という現代の感覚と持ち前のポジティブさで、家臣たちの心を掴んでいきます。
うつけ者と呼ばれながらも、スニーカーを履いたまま天下統一を目指して突き進む“サブロー信長”の姿は、痛快な青春群像劇として描かれました。
「スニーカーで戦国」の斬新さと、山田孝之演じる秀吉の存在感
ドラマ版の見どころは、何と言っても「現代の高校生が戦国時代にいる」という映像的なギャップと爽快感です。教科書通りの歴史を知らないサブローは、史実にとらわれない柔軟な発想で領土を拡大していきます。パーカーにスニーカー姿で家臣と向き合うその姿は、従来の時代劇の常識を覆すものでした。
また、現在も第一線で活躍する豪華キャストの競演も見逃せません。妻・帰蝶(柴咲コウ)との不器用な恋愛模様や、家臣・池田恒興(向井理)との友情。そして特に注目なのが、後の豊臣秀吉となる伝次郎(山田孝之)の存在です。本作の秀吉は、信長に対して強い恨みを抱く復讐者として描かれています。サブローの明るさとは対照的に、虎視眈々と信長の命を狙う秀吉の不気味な演技は、ドラマ版にスリリングな緊張感を与えています。
「平和主義な高校生」と「孤高のカリスマ」の対比
『信長協奏曲』のサブローは、仲間を信じ、争いを好まない性格で、家臣たちともフラットに接する「親しみやすい信長像」でした。
一方、公式サイトで発表された2026年大河ドラマでの役柄は、「天下統一を狙う孤高のカリスマ」。
主人公の豊臣兄弟にとって「絶対的な主君」であり、「当主争いで対立した弟を自らの手で殺害したという苦い過去」を持つなど、冷徹で重厚な背景も示唆されています。
かつて演じた「平和主義の高校生」と、これから演じる「孤高のカリスマ」。 同一人物を同じ俳優が演じるからこそ、そのアプローチの違いは見どころの一つになります。今のうちに『信長協奏曲』を見返しておくことで、そのギャップをより深く味わうことができるでしょう。
ドラマから映画へ!完結編となる劇場版の見どころ
ドラマ版では、サブローと家臣たちの絆や、織田家の拡大が描かれました。続く劇場版『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』では、史実として知られる「本能寺の変」に向けて、サブロー、明智光秀、そして秀吉の思惑が交錯していきます。
その中でも、戦続きで祝言を挙げていなかったサブローと帰蝶(柴咲コウ)が、ついに式を挙げるシーンに注目。過酷な運命が待ち受けるなか、二人に訪れた穏やかなひとときは、映画版における印象的な場面の一つです。
また、本作における重要なキーアイテムである現代から持ち込んだスマートフォンにも注目です。この端末に残された「ある動画メッセージ」が、物語のラストにどう関わってくるのか。ドラマ版から続く物語の締めくくりとして、見逃せないポイントとなっています。
年末年始はFODで『信長協奏曲』を一気見!
2026年、小栗旬がどのような「織田信長」を見せるのか。 その新たな姿に思いを馳せながら、この冬はドラマから映画まで『信長協奏曲』を一気見して、作品の世界観を再び味わってみてはいかがでしょうか。
現在FODでは、ドラマ『信長協奏曲』および映画『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』を配信中です。
『信長協奏曲』 FODで配信中の作品一覧
| 作品名 |
|---|
| 信長協奏曲 |
| 信長協奏曲 |
| 映画『信長協奏曲 NOBUNAGA CONCERTO』 |
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