小池栄子&北香那ら出演!『さよならノワール』レビューまとめ【随時更新中】

井上由美子脚本の話題作『さよならノワール』。犯罪被害者や遺族の心の傷をケアする「犯罪被害者支援室」を舞台とした新しい警察ヒューマンドラマ。FOD INFOでは、そんな『さよならノワール』の世界をさらに深く楽しむためのネタバレレビューを毎週更新中です。この記事では、これまでに公開されたレビューを整理してご紹介。視聴後に読めば、ドラマ本編をより深く楽しめるはずです。

『さよならノワール』とは?

本田区の舞台は、事件直後の被害者や遺族の心のケアを担う新設部署「犯罪被害者支援室」。元マル暴の刑事で心に傷を抱える黒木夏海(小池栄子)と、心理学専攻で空気を読まない野心家の新人・白石絵梨子(北香那)がバディを組み、SNSでの被害者バッシングや、世間の偏見に晒される犯罪被害者たちに向き合います。憔悴しきって自暴自棄になる被害者や同情に値しないように見える被害者であっても、その痛みに徹頭徹尾寄り添っていく二人の姿に胸を打たれます。

単純な善悪や被害者・加害者の枠に収まらない、多面的なキャラクター描写は井上由美子脚本ならではの深みがあり、胸に刺さります。人間関係を築くのが不得手な黒木と、人との距離感が測れない白石という「孤独と孤独」の女性バディが、事件を通じて少しずつ認め合っていく化学変化の過程から目が離せません。また、重たい過去を背負っていそうな刑事・鴨居(岡山天音)が時折見せる危険で影のある表情にも惹かれます。

【ネタバレあり】『さよならノワール』各話レビュー

ここからは、各話の展開に触れる「ネタバレあり」のレビューをご紹介します。各話の放送に合わせて、見どころや伏線を深掘りするレビューを更新中です。

第1話:第1話を考察!黒木の娘はもうすでに亡くなっている?

事件発生直後から遺族をケアする専門部署「犯罪被害者支援室」を舞台に、単純な白黒では割り切れない人物造形が光る第1話。元刑事の黒木(小池栄子)が抱える「失った娘」という深い闇や、コミュニケーション能力に欠ける野心家・白石(北香那)の暴走、そして意味深な鴨居(岡山天音)の存在など、独自性溢れるキャラクターと謎を考察します。

第2話:犯罪被害者支援を描く理由。止まらない被害者バッシングに鳴らす警鐘

投資用マンション購入の手付金2800万円を持ち逃げされたキャバ嬢の被害者。彼女の職業によってSNSで中傷が巻き起こる現代のリアルを描きます。被害者が無遠慮に尊厳を踏みにじられる理不尽さを通じて、本作がなぜ「犯罪被害者支援」を題材に選んだのか、そして知らない誰かの痛みに寄り添うことの大切さを紐解きます。

第3話:『きらきらひかる』との相似性。28年経っても変わらない井上由美子の哲学

クラブでの事故で亡くなった息子が女装をしていたことで、遺体の引き取りを拒む母親。憶測や決めつけが被害者の尊厳を傷つける危うさへの警鐘は、脚本家・井上由美子の出世作『きらきらひかる』にも通じるもの。死者の足取りを追い、「最後の言葉」を聞こうとする黒木と白石の姿を通して、作家の変わらぬ哲学を読み解きます。

第4話:やられたらやり返すは正しいのか?復讐の連鎖を止める方法

将来を嘱望されていたサッカー部主将が怪我を負わされた事件。しかし、被害者である彼自身もかつて他人の夢を奪っていた過去が判明します。被害者が必ずしも同情に値するとは限らない難しい局面で、黒木と白石が貫く「ジャッジしない支援」の形。復讐に走る者と踏みとどまる者を分けたプライドの差に迫ります。

第5話:白石の幼少期に何があったのか?女性バディの行く末とは

黒木の上司・山崎の失踪事件と娘との関わり、そして白石の「幼少期の過酷な経験」という新たな背景が少しずつ見え始めた中盤戦。うまく心を開けない黒木と、うまく距離をとれない白石。孤独な二人がバディとして結びつく必然性と、鴨居が警察を志した理由に潜む「犯罪被害者としての過去」の匂わせを整理します。

第6話:鴨居は犯罪被害者だった?犯罪被害者支援室を舞台にした狙いとは

子どもを事故に遭わせたとバッシングを受ける母親と、自分の不注意で娘を失った黒木がシンクロする第6話。「いいお母さんに正解なんてない」という温かいメッセージに救われます。一方、過去の加害者擁護に対する怒りを滲ませる鴨居が抱える「被害者としての深い闇」がいよいよ姿を現し始める重要なエピソードです。

第7話:北香那の演じる白石はなぜこんなに魅力的なのか?切なくて温かい余韻の正体

恐喝の被害者でありながら頑なに口を閉ざす高校教師。隠したがっていた動画の真相は、他人にバカにされることを恐れた不器用で純粋な「愛の告白」でした。似た者同士として彼に寄り添い、少しずつ成長を見せる白石(北香那)の繊細な演技が胸を打ちます。姉妹のような黒木とのバディ感が温かい余韻を残しました。

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単なる事件解決ではなく、傷ついた人々の心に寄り添う新しい警察ドラマ『さよならノワール』。FOD INFOのレビュー記事と共に、黒木たちが向き合った事件と被害者たちのドラマを振り返ってみてください。

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タイトル さよならノワール
キャスト 小池栄子/北香那/岡山天音/荒川良々/味方良介/濱尾ノリタカ/眞島秀和/戸田恵子/渡部篤郎 ほか
スタッフ 脚本:井上由美子 演出:河毛俊作、清矢明子、柳沢凌介
URL https://www.fujitv.co.jp/sayonaranoir-cx/
https://fod.fujitv.co.jp/title/sayonaranoir(配信ページ)

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